柄本佑主演『心の傷を癒すということ 劇場版』3月31日まで無料配信

『心の傷を癒すということ』期間限定無料配信

 柄本佑主演『心の傷を癒すということ 劇場版』が3月31日まで無料配信されている。

 本作は、NHK・FMシアター『冬の曳航』で文化庁芸術祭優秀賞、ギャラクシー奨励賞受賞の桑原亮子が、安克昌の遺族関係者への取材から得た事実を元に、大胆に再構成したヒューマンドラマ。阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安和隆の“夫婦の絆”と、彼が寄り添い続けた人々との“心の絆”を描く。2020年1月18日から2月8日にかけて全4回がNHK総合にて放送。劇場版では全4回が2時間に再編集され、2021年に公開された。

 主人公の精神科医・安和隆を柄本が演じるほか、安の妻・終子役に尾野真千子、親友役に濱田岳、兄役に森山直太朗が名を連ねた。

 今回の無料配信は、合同会社ミナトスタジオが、1月1日に発生した能登半島地震を受けて、企画したもの。「映画『心の傷を癒すということ 劇場版』は、阪神淡路大震災の際に被災者の心のケアに奔走した精神科医・安克昌氏の生涯を元に、一人の人間が未曾有の悲惨な状況の中で必死に心のケアの本質に迫ろうとした姿を描いた作品です。被災直後の避難所の様子や、大切な家族を亡くした方、心の動揺を『地震ごっこ』でおさめようとした子どもたちの姿も描かれています。被災者のそばに優しく寄り添う安先生の姿や言葉は、今の日本で、きっと多くの方々に大切なことを気づかせてくれるはずです」とその企画意図を述べた。

 映画は、 「【チャリティ・オンライン配信】開始のご案内|映画「心の傷を癒すということ 劇場版」 製作委員会」内のリンクより、3月31日まで無料配信されている。

コメント

合同会社ミナトスタジオ

私たち合同会社ミナトスタジオは、阪神淡路大震災から30年となる2025年の1月公開を目指して、映画「港に灯がともる」の制作準備をしてきました。そんな中、今年の1月1日に能登半島地震が発生し、新たな心の傷が生まれていることに胸を痛めてきました。震災で苦しむ方々、被災者を支えたいと思っている方々のために何かできないかと考え、映画「心の傷を癒すということ劇場版」製作委員会と協力し、映画を無料配信することを決めました。

映画『心の傷を癒すということ劇場版』は、阪神淡路大震災の際に被災者の心のケアに奔走した精神科医・安克昌氏の生涯を元に、一人の人間が未曾有の悲惨な状況の中で必死に心のケアの本質に迫ろうとした姿を描いた作品です。被災直後の避難所の様子や、大切な家族を亡くした方、心の動揺を「地震ごっこ」でおさめようとした子どもたちの姿も描かれています。被災者のそばに優しく寄り添う安先生の姿や言葉は、今の日本で、きっと多くの方々に大切なことを気づかせてくれるはずです。

一人でも多くの方にこの映画をご覧いただけますよう、みなさま、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

安成洋(映画『心の傷を癒すということ』製作委員会)

今年、1月1日に発災した「能登半島地震」は、甚大な被害を及ぼしました。
今も、被災地を中心にたくさんの方々が、様々な困難に直面しておられます。

その支援の一助となれば、という思いから、映画『心の傷を癒すということ劇場版』の「チャリティ・オンライン配信」を行うこととなりました。

現在、寄付の応募方法が現金・銀行振込だけでなく、クレジットカード、ポイント使用など、多様化しています。そのため、寄付をする方々それぞれの事情に応じた方法を選択できる幅が広がっています。ご覧頂いたみなさまには、それぞれの思いや考えに沿って寄付をお願いいたします。

被災地の外で、多くの人たちが感じている「少しでも被災地のお役に立ちたい」という気持ちが、この簡易な形でのチャリティ・オンライン配信を契機として、能登半島地震への支援という形へと繋がってゆく一助となればと願っております。

心の傷を癒すということ 劇場版

心の傷を癒すということ 劇場版

■作品情報
『心の傷を癒すということ 劇場版』
出演:柄本佑、尾野真千子、濱田岳、森山直太朗、趙珉和、浅香航大、上川周作、濱田マリ、平岩紙、石橋凌、キムラ緑子、近藤正臣ほか
脚本:桑原亮子
音楽:世武裕子
©映画「心の傷を癒すということ」製作委員会

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