水上恒司、『黄金の刻』で青年期の服部金太郎に 主演・西島秀俊は「人柄の素敵な方」

西島秀俊主演『黄金の刻』に水上恒司出演へ

 3月に放送される西島秀俊主演のテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』に水上恒司が出演することが決定した。

 本作は、作家・楡周平による小説『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社刊)をドラマ化するもの。日本初の腕時計、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者である服部金太郎の波乱の人生を描き出す。

 主人公・金太郎に扮するのは、主演映画『ドライブ・マイ・カー』で全米映画批評家協会賞・主演男優賞を受賞した西島。水上は、そんな金太郎の青年期を演じる。

 金太郎役へのオファーを受け、「本当に身に余る思い」と恐縮する水上。「“時間”というものに魅了されていった金太郎のスケールの大きさに圧倒され、『ぜひ演じさせてください』とすぐにお答えしました」と心境を語った。

 また、映画『東京リベンジャーズ』シリーズや、ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)の髙橋泉が手がけた脚本を読んだ感想について、「現代を生きる我々からすると“時間”というのはすごく当り前のことだと思うんです。いま何時なのかということは、どこにいても、何をしていても、すぐにわかる時代ですから。脚本には、それがない時に、金太郎が時間というものに魅了されていく過程がすごく繊細に描かれていました。その中で、様々な仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています」とコメント。「今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。そこに、僕の個性も生かすことができれば」と意気込みを語った。

 西島とは2021年の映画『奥様は、取り扱い注意』以来の共演となる水上。「西島さんからは『がんばろうな!』と温かい言葉をいただきました」と、撮影現場での一幕を明かす。「1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごく嬉しかったです。本当に人柄の素敵な方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました」と、西島にリスペクトを送った。

水上恒司(服部金太郎・青年期役)コメント

今回、服部金太郎の青年期という役柄のオファーを頂けたこと、本当に身に余る思いです。“時間”というものに魅了されていった金太郎のスケールの大きさに圧倒され、「ぜひ演じさせてください」とすぐにお答えしました。
現代を生きる我々からすると“時間”というのはすごく当り前のことだと思うんです。いま何時なのかということは、どこにいても、何をしていても、すぐにわかる時代ですから。ましてや、その時間が正確なものなのかどうかは疑う余地もないくらい、テクノロジーも発展しています。脚本には、それがない時に、金太郎が時間というものに魅了されていく過程がすごく繊細に描かれていました。その中で、様々な仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる大人の金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています。
青年期の金太郎は、不器用ではあるのですが、真っすぐに、時間というものに魅了されていく男の子です。今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。14~15歳は抜けているところもあり、しかし、後に金太郎の妻となる山本まんと出会う21歳では、男としての魅力もにじませ、グラデーションをつけられれば。そこに、僕の個性も生かすことができればうれしいです。
こういった経験は僕も初めてなのですが、撮影現場は、手持ちのカメラでずっと追ってくださっていて、だからこそ機動力があり、スピーディで時間軽減にもつながるので、限られた時間の中で「撮りたいカットをとことんこだわって撮るぞ!」という充実した空気感が充満しています。そんな恵まれた環境の中で、今回、西島さんとも久しぶりに共演させていただき、「がんばろうな!」と温かい言葉をいただきました。1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごく嬉しかったです。本当に人柄の素敵な方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました。
現代は簡単に時間が知れる時代。そのことに疑問さえ持たない時代だと思います。だからこそ、「時間ってなんだろう?」という視点で、そこに情熱をもって魅了されていく金太郎の姿に何かを感じていただけると思います。僕は金太郎の青年期を演じさせていただきますが、キラキラした眼差しで時計と、時間と向き合っていますので、ぜひ楽しみにご覧下さい!

■放送情報
テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』
テレビ朝日系にて、3月放送
出演:西島秀俊、水上恒司
原作:楡周平『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社刊)
脚本:髙橋泉
音楽:江﨑文武
演出:豊島圭介
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、長谷川晴彦(KADOKAWA)
協力プロデューサー:竹園 元(テレビ朝日)
制作協力:KADOKAWA
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日

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