『大奥』ではライバル関係に 亀梨和也&宮舘涼太が語り合う、念願のドラマ初共演
宮舘「自分自身を磨きに磨いている最中です」
――側室の方たちがたくさんいる大奥という特殊な世界に憧れなどはありますか?
亀梨: 側室ということではないけれど、やはりどの現場で動くにあたっても、たくさんの方に支えてもらっています。現場に着いたらメイクさんがいて、スタイリストさんがいて、舞台のときには衣装さんが何人も付いて早変えしてくれたり。周りの方たちからサポートをいただく環境に関するありがたみは、日々感じながら生きていますね。それと同時に、関わってくれる人が増えれば増えるほど生まれる難しさもリアルに分かっています。だから何千人も従えて生活したいとは思わないですね。台本を読んでいたら、とにかくすごい。ご飯にたどり着くまでにもいろいろな段取りがあるものですから、早く食べたいと思ってしまいます(笑)。それに階級制度で人を扱うということも僕には無理だと思いますね。
宮舘:僕も苦手かもしれません。何事も自分でやってきたので、そこまで見られながら生活するのは厳しいですね。もちろん衣装さん、メイクさんに支えていただくありがたみも感じながら生きていますけれど。
亀梨:僕は男4人兄弟なので、家庭の中でも男社会だったんですよ。会社に入っても男社会、野球をやっても男社会。だからこそ、女性への憧れは人一倍強く持っていると思います。
――自身の役柄について、どのように向き合っていますか?
亀梨:僕は将軍なので、とにかく堂々と。今回の『大奥』に関して言うと、役柄のバックボーンも描かれていて、それが影響してくる話なので、後半に向けての心情の変化も大事にしていきたいと思います。とはいえ、タイトルのとおり大奥の在り方も大事になってくる。そこが面白みだと思っています。立場的に、僕の発言や行動で周りが動くということをきちんと意識しながら、芝居したいですね。宮舘くんとの絡みは、僕が馬で散歩しているときに毎回挨拶してくる農民Aだっけ? 田植えを毎回やっている農民の……(笑)。
宮舘:いやもう、来ると思った~(笑)。農民Aじゃないです。農民Aだとしたら今ここにいるのが間違ってる(笑)。そうじゃないですよ。僕の役は、ちょっと柄にもないんですけれど、華麗でクール。でも“なぜ世の中がこうなのか”という葛藤も自分の中にある。小芝(風花)さんと、亀梨くん演じる将軍を妬んでいきます。
亀梨:ライバルになっていくのね。
宮舘:そうですね。ライバルです。このお綺麗な亀梨くんのライバルにどうやったらなれるのかと、今自分自身を磨きに磨いている最中です。
――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。
亀梨:有名な『大奥』という作品がフジテレビの連続ドラマとしては約20年ぶりに帰ってきます。近年はいろいろな形の『大奥』があるので、皆さんにとっても馴染みのある作品かもしれません。その中でも、今の時代にお送りするものとして、ストレートな部分を届けることができたらと思っています。このドラマが掲げる「愛」というメッセージを、今の世の中にきちんと投げかけていこうという思いがあります。僕ら自身が制作の皆さんから受け取って、視聴者の皆さんにつなげる役割を全うしたいので、ぜひ週に1度の濃厚な夜を過ごしていただきたいです。
宮舘:本当にこの時代に合っている作品です。そして誰が観ても絵の綺麗さに感動すると思うので、とにかくいろいろな方に観ていただきたいです。僕自身、初めての連続ドラマに挑みますし、僕が伝えられることの全てを伝えつつ、微力ながら作品の力になれればいいなと思っています。頑張ります!
■放送情報木曜劇場
『大奥』
フジテレビ系にて、1月18日(木)スタート 毎週木曜22:00~22:54放送
※初回75分スペシャル
出演:小芝風花、亀梨和也、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、安田顕
脚本:大北はるか
企画:安永英樹
プロデュース:和佐野健一、清家優輝、出井龍之介、庄島智之
演出:兼﨑涼介、林徹、二宮崇、柏木宏紀
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:フジテレビジョン、東映
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