作間龍斗、『どうする家康』『コタツがない家』で放つ“プリンス”としてのオーラ

作間龍斗が放つ“プリンス”としてのオーラ

 『コタツがない家』では、深堀家の長男で“ダメ男”の一人、順基を演じている。一見すると秀頼とは間反対の役柄にも思えるが、母の万里江(小池栄子)に隠れてアイドルになる夢を捨てきれないところは“プリンス”としての気品さを、さらになんだかんだで母親への愛情を持っているところ、口が達者なところなど、共通する部分も多くある。

 ただ、何をするでも気だるいオーラを纏っているところは、秀吉ではなく悠作(吉岡秀隆)や達男(小林薫)の末裔と言うべきか。子供の頃からの夢だった和菓子職人として着実に歩みを進めながら、学生生活ではクラスメイトのれいら(平澤宏々路)との交際が始まり、ところどころでにやけ顔が止まらないところは、高校生としての真っ直ぐな一面でもある。

『コタツがない家』万里江から言い逃れする3人のダメ男 作間龍斗の特大カウンターパンチも

ドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)第4話のタイトルは「母の仕事 子知らず」。第3話「ダメ夫 働く」での悠作(吉岡秀隆)に続…

 『どうする家康』と『コタツがない家』の2作で一般層にも広く認知され始めている作間。筆者は普段、女性アイドルについて記事を執筆することが多く、第46回でセリフのみながらその生存が話題になった五徳を演じる久保史緒里は、『どうする家康』への出演を通じて、乃木坂46への入口となっているメンバーの一人だと見ているが、それは作間も同様なのだと自分自身がその例になっていることにこの記事を書きながら気づかされている。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる