黒崎煌代、『ブギウギ』六郎として生き抜いて 「順調な時にこそ謙虚でいなきゃいけない」

黒崎煌代が語る『ブギウギ』と役者業への思い

「シリアスなコメディができる俳優になりたい」

――芸能界入りのきっかけとなったオーディションを受けたきっかけは?

黒崎:もともと私は映画業界を志していて、高校生の頃に出会った“相棒”と一緒に何作か映像作品を撮ったり、独学でVFXのことを勉強したりしていたんです。そんな中で、Instagramでたまたまオーディションの情報を知り、運試しのつもりで応募したのがきっかけでした。だから受かった時は信じられない気持ちでいっぱいでしたし、まさかこんなありがたいキャリアのステップを踏ませていただけるとは思いもよらなかったです。最初にも言いましたが、こういう順調な時にこそ謙虚でいなきゃいけないなと思っています。

――黒崎さんは11月3日に公開された映画『さよなら ほやマン』でスクリーンデビューも飾られました。本作は東日本大震災で両親を失った兄弟の姿が描かれていますが、震災当時の記憶はありますか?

黒崎:震災当時はまだ10歳にもなっていなかったと思うんですが、母の実家が岩手で、叔父が宮城に住んでいたこともあり、震災が起きた後に車で東北に向かったんですよ。そこで余震というものを実際に体験したので、鮮明に覚えています。その12年後に宮城県人として生きることになるとは、感慨深いですね。

11/3(金)『さよなら ほやマン』特報

――舞台となった宮城県石巻市の網地島はいかがでしたか?

黒崎:とても素敵なところでした。海ももちろん綺麗だったんですが、印象的なのは空。夜になるとまさに天然のプラネタリウムで、流れ星がビュンビュン飛んでるんですよ。普段から私は星空を眺めるのが好きで、よく魔法瓶に入れたスープを持って星を見に行くんです。だから、網地島で最高の星空を見れて幸せでした。

――地元住民の方とも交流されたのでしょうか。

黒崎:撮影の数カ月前からスタッフの方々が島に住んでいたこともあり、地元住民の方も歓迎してくださって交流もできました。網地島はやはり漁師の方が多いので、みなさん活気に溢れてるんですよね。「頑張れよ~!」ってバケツ5杯分のカニを振舞ってくださったり、島には3週間こもって撮影していたんですが、地元の方々のおかげで最後まで頑張れました。撮影は秋口だったので、気候も良く最高でしたね。

――黒崎さんが演じたシゲルは生まれつき障がいがある役どころで、明言こそされていませんが六郎とも共通する部分があるように思いました。演じ分けや、シゲルを演じる上で意識したことなどはありますか?

黒崎:確かに近しい部分はありますが、六郎とシゲルは全く違う人間なので、演技のアプローチも異なります。シゲルに関しては障がいを持っている青年なので、それこそ最初は障害がある人の動きを意識していたんです。だけど、その動きは結果であって、そこにアプローチしても本質は見えてこないと思ったので、「どうしてそういう動きになるのか」ということを追求して演じようと思いました。

――シゲルがずっと避けていたホヤを食べるシーンが印象的でした。

黒崎:あのシーンは監督曰く、シゲルが震災で亡くなった方の命を丸呑みすることで死を受け入れるという意味があるとのこと。だから、食べるというよりは丸呑みするような感じになっているので、注目してみてください。

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――『ブギウギ』でもそうですが、黒崎さんの演じている感のないナチュラルな雰囲気はどのように生み出されているものなのでしょうか。

黒崎:もちろん緊張はするんですが、その分、準備に力を注いでいます。ただ、もし私がそういう風に見えているのだとしたら、それは周りのおかげなんです。これは謙遜なんかじゃなくて、本当に。だから準備はしていくけど、それでも緊張する時はまだまだ他の方を頼らせていただくことが多いです。

――ドラマと映画の両方の現場を経験されて、役者として気持ちの上での変化はありましたか?

黒崎:演技の面でいうと、その時はできる100%で臨んだつもりだったんですが、どんどん自分のアラが見えてくるようになったんですよね。それは自分が成長できている証拠なのかなと思います。

――最後に、今後どのような俳優になっていきたいかを教えてください。

黒崎:私が影響を受けているのは日本の方だと、志村けんさんや藤山寛美さん。お二人のような間の取り方を参考にしつつ、シリアスなコメディができる俳優を目指して、オリジナルの道を進んでいければと思います。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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<応募締切>
12月21日(火)

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