ホラン千秋、理想の結婚式は「夕方からガーデンウェディング」 30代の現在地と今後を語る

ホラン千秋、30代の現在地と今後を語る

 小池栄子が主演を務めるドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)にて、万里江(小池栄子)の部下で相談相手の八塚志織役を演じているホラン千秋。タレント・ニュースキャスターとして活動する中で、本作が久しぶりのドラマ作品への出演となった。

 志織は結婚に悩める33歳のウェディングプランナーで、ホラン自身も描かれる悩みについて共感したと語る。自身の結婚や恋愛への考え方や憧れの小池栄子と共演して感じたこと、そして40代からの働き方について考えていることを聞いた。(編集部)

結婚式は「こじんまりと、大切な人だけを呼んでやりたい」

『コタツがない家』ホラン千秋

ーー『コタツがない家』に出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。

ホラン千秋(以下、ホラン): ドラマの現場に関わるのは数年ぶりなので、お話をいただいたときはビックリしました。さらに小池栄子さん主演と聞き、バラエティ界の大先輩でもあり、私の憧れの方とご一緒できるのだとますます楽しみに。素敵な作品になると直感しました。

ーー小池さんとは共演シーンも多いですが、撮影の合間に話すことはありますか?

ホラン:前室で待機しているときは、みんなで和気あいあいとおしゃべりすることもあれば、各々が好きなことをやっている時もあります。その中でも、小池さんはやはりカッコいいんですよ。面白いし、誰にでも分け隔てなく接していらっしゃる。相談をすれば、本音で答えてくださっているのが伝わります。常に自然体というか、私たちの知っている“小池栄子さん”そのままの方なんですよ。スタッフさんや共演者に対して愛情を持っていることがわかります。全部含めて、「やっぱりかっこいいよなぁ〜!」っていつもシビれているんです。(笑)

ーー小池さんは同性から見ても憧れの方ですよね。ホランさん演じる志織はウェディングプランナーでありながら、結婚のことで悩んでいますね。

ホラン:志織は外では強がっていますが、好きな人の前ではなかなか本音を言えなかったタイプ。彼に対して抱く弱音を、万里江と二人になった時だけは甘えて話せる女の子なんじゃないでしょうか。ただ本人は隠せているつもりでも、何を考えているかが顔に出てしまう性格なので、感情がわかりやすいんですよ。結局は素直な人なのかな。志織が唯一正直になれないのは、彼である康彦(中川大輔)の前でのこと。特に結婚のことで、正直に本音を話したら、彼がいなくなってしまうのではないかとか、大切なものを失ってしまうんじゃないかという気持ちがあります。恋愛に関してはそういう自信のなさがあるので、彼に対しては“物分かりのいいお姉さん”でいることで関係を続けてきた印象です。万里江の一言でやっと覚悟を持って本音でぶつかり合おうとしているところですね。

ーーまさに、序盤では“物分かりのいいお姉さん”の雰囲気を感じていましたが、中盤からは本音の部分が出てきたと思いました。

ホラン:会社では「万里江さん、一回(彼に)会ってますよね? あれと結婚して幸せになれると思います?」と言うなど、すごく強気なふりをするじゃないですか。“私が今の関係を選択しているだけ”、“私は理解がある人”というスタンスなんです。でも本音のところでは自信がないし、正直に言うことで大切な人を失うくらいなら自分が我慢していたほうがいいと感じているように思いました。

ーーちなみに、演じる中でとくに意識しているポイントはありますか?

ホラン:万里江にだけは甘えられるという絶対的な安心感の部分です。志織は全体的には甘え下手だと思うんですよ。でも、万里江の前では甘えられるし、言いたいことも言える。だから万里江の前での志織と他の職場の人たちの前での志織は違うということを意識しています。あとは一歩外に出るとシャキシャキ仕事をするけれど、家で好きな人の前にいるときは逆にシャキシャキ感が出ないように、ゆっくりしゃべるなどして気をつけていますね。

ーー志織が抱える恋人への思いや結婚の悩みは、30代の女性にとても共感できるものだと思いました。ホランさん自身はいかがでしょうか?

ホラン:共感する部分もありました。大切な人ができたら、当たり前ですけど一緒にいたいじゃないですか。この人を失わないためにはどういう努力が必要だろう、どういう我慢が必要だろうと相手に合わせていくところはすごく共感できます。相手の価値観に納得できなくても、自分の中で考え方を変えて消化できれば、発想の転換だと思えるんです。それを、“自然体でいられない関係ならやめるべき”と考えるか、“一緒にいるために妥協は必要”と考えるかは悩ましいところですが。ただその関係を続けて、最終的に不満が爆発したときですら、志織は優しいんですよ。「あなたと結婚したいと思ってる」と言うところでも決して相手を責めない。もしも私に同じことがあったら「する気あるの? いつまでに決める気なの? そもそもどうして結婚にそんなに反対なの? 理由は?」とか、絶対にその場で詰めてしまいます(笑)。そこの出口戦略は違いますね。

『コタツがない家』ホラン千秋

ーー『コタツがない家』を観ていて面白いなと思うのは、ユニークな結婚式のプラン。ホランさん自身が挙げてみたい結婚式は?

ホラン:私はこじんまりと、大切な人だけを呼んでやりたいですね。結婚そのものというより、結婚式への夢がすごくあって、昼バージョンも夜バージョンも考えたことがあります。理想はガーデンウェディングで夕方ぐらいにスタート。ちょうど10月の15時ごろから始めて、まだ日がある時分からだんだん暗くなってきたときに、お客さんの座席の上に天蓋のように飾られたクリスマスイルミネーションに使うような、無数のライトが点灯したら……最高です!

ーー素敵! しかもかなり具体的なプランでしたね。

ホラン:プランしまくっています(笑)。明るいときの良さも夜のロマンチックな部分もいいとこ取りにできるような時間帯と季節でやりたいですね。

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