『コタツがない家』達男が隠していた事実と本性が明らかに 万里江の堪忍袋の緒が切れる

『コタツがない家』達男の本性が明らかに

 ドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)第5話は、第3話の悠作(吉岡秀隆)、第4話の順基(作間龍斗)に続く、達男(小林薫)の回。娘の万里江(小池栄子)ですらも知らなかった事実、そして達男の本性が明らかになる。

 達男は鬼怒川にあるスナック「晴れ女」のママ・雅枝(明星真由美)と半年間一緒に暮らしていた過去があった。第1話で達男が発見されたのは那須で、同じ栃木。辻褄が合うと悠作の推理が冴える(時折顔を覗かせる、吉岡秀隆による金田一パロディ!)。男女の仲を含め「俺は真剣だった」と語る達男に万里江は耳を塞ごうとするが、反対に悠作は強烈に惹かれていた。「旅先でスナックのママの家に転がり込むなんて男の夢だよ」というのは、少々品がなさすぎるが、達男の意外な素顔に悠作は漫画家としての情熱が掻き立てられているのは確かだ。

 万里江と悠作は、達男が置いて行った荷物を受け取りに鬼怒川へ。そこで目の当たりにしたのは、万里江がウェディングプランナーとしてメディアに取り上げられているのを丁寧に切り貼りしたスクラップブックだった。すでに清美(高橋惠子)とは2年前に離婚をし、独り身とはいえ、万里江にとっては父が知らないスナックのママと一緒に暮らしていたなんて、目を背けたい事実。だが、そんな時でも自分の仕事を見守り、応援していてくれたというのは、なんとも胸中複雑だ。

 さらに鬼怒川でもう一つ新たな真実が明らかになる。達男は雅枝が知らない男とホテルに入っていくのを目撃してしまい、そのショックから自殺を図ろうとしていた。しかし、雅枝が言うにはそれは誤解で、常連の客をホテルに送り届けていただけだというのだ。

 そうと分かれば、達男が深堀家に居候している理由はない。2度目の青春がやってきたかのように意気揚々と荷物をまとめる達男。「落ち着いてる時間なんてないんだ!」と革ジャンを羽織り、ティアドロップをかけた達男は、家の前まで迎えにきた雅枝のハーレーの後部座席にまたがり、颯爽と家を後にしていく。

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