日向亘、酒向芳ら、『うち弁』平手友梨奈を見守る香澄法律事務所の個性豊かなメンバーたち
なかなか同僚の名前を呼ばない杏に「もしかして全員の名前を覚えてないんじゃ?」と疑いをかけたのは、弁護士の辻井玲子(村川絵梨)。司法試験に一発で合格した優秀な弁護士で、“時は金なり”を信条とし、仕事もプライベートも効率的にこなしていく。しかし時々、語気が荒くなるなど、同僚には見せていない別の側面があることを窺わせている。演じているのはNHK連続テレビ小説『風のハルカ』(2005年度後期)でヒロインを務めたこともある村川絵梨。ヒロイン抜擢当時は17歳だったが、その後もドラマ、映画、舞台にと多方面で活躍を見せ、最近では『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系)や映画『キングダム 運命の炎』に友里役で出演している。
そして杏や蔵前(ムロツヨシ)をはじめとしたこれらのクセ強メンバーを束ねているのが、所長の香澄今日子(戸田恵子)。仕事の細かいところにもガミガミ言うため、杏には「恐子」と間違われてしまうが、たった1人で事務所を立ち上げ、今日までさまざまな分野の案件をこなし、切り盛りしてきたやり手の人物である。演じている戸田恵子は、舞台女優から役者人生をスタートさせ、映画やドラマに長年出演してきた俳優だ。小さい頃に誰もが必ず1度は観たことがあるアニメ『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン役の声優でもある。しばらくは声優活動から距離を置いていたが、近年は、俳優として第一線で活躍しつつ、2022年版『うる星やつら』などで声優業も精力的に活動している
同僚を名前で呼び、苦手なコーヒーを飲もうとする杏の姿に「香澄法律事務所」はまるで赤ちゃんが初めて歩いたような歓喜に包まれていた。このままではいけないという危機感を持ち、そこから抜け出そうと杏なりに頑張っている今、こんなふうに温かく見守ってくれる人たちの存在は大きな力になるに違いない。杏の姉・さくら(江口のりこ)が回を追うごとに不穏な動きを見せているからなおさらだ。杏には負けずに立ち向かってほしいと願っている。
■放送情報
『うちの弁護士は手がかかる』
フジテレビ系にて、毎週金曜21:00〜21:58放送
出演:ムロツヨシ、平手友梨奈、吉瀬美智子、菅野莉央、日向亘、安達祐実、村川絵梨、松尾諭、大倉孝二、酒向芳、戸田恵子、江口のりこほか
脚本:服部隆、おかざきさとこ、西垣匡基
演出:瑠東東一郎、相沢秀幸
プロデュース:金城綾香
主題歌:ザ・ローリング・ストーンズ「アングリー」(ユニバーサル ミュージック)
制作:フジテレビ ドラマ・映画制作部
制作著作:フジテレビジョン
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