『単身花日』“浮気に向いていない”舜が自滅へ　中盤戦に向けて胸のざわめきが止まらない

　さらに、花がやばい奴だということに気付いていないのも面白い。東京に帰る舜に、「ゆり子さんと花奈ちゃんに」とお土産を渡したのは、明らかにゆり子を威圧するためだろう。それなのに舜は、「天然すぎる。俺たちの仲を疑われることなど、微塵も恐れていない」とプラスの方向に解釈していた。これが、恋の魔力というものなのだろうか。花のやばいところを、すべて美しいものとして処理してしまうのだ。

「酔っ払った桜木くんを、なんとかアパートに運びました」
「桜木くんと、朝一緒にパンケーキを食べました。褒められちゃった」
「今日は天気がいいので、布団も干しておきました！」
「手のかかる旦那さんだね」
「お二人にお土産を買いました。喜んでもらえると嬉しいな」

　舜との出来事を、ゆり子に逐一報告していた花。これがきっかけとなり、舜はゆり子にすべてを話すことになる。「さすがにフォークダンスのことまでは言わなくてもよかったのでは……？」と思ったが、包み隠さずすべてを話すことで、大事な妻に嘘をつかなくてもいいようになりたいと考えたのだろう。ゆり子は、「分かったよ。2人の間にはなにもないんだよね」と言っていたが、ここまで荒れまくっているのにあっさり“分かる”わけがない。

　ゆり子が、カエルのぬいぐるみに仕込んだ高性能小型集音マイクには、どんな音声が録音されるのだろうか。中盤戦に向けて、胸のざわめきが止まらない。

■放送情報
『単身花日』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:00～23:30放送
出演：重岡大毅（WEST.）、新木優子、田中樹（SixTONES）、高梨臨、長井短、前原瑞樹、金澤美穂、宮崎莉里沙、小沢真珠、茅本梨々華、染谷隼生、高村佳偉人
原作：いわしげ孝 『単身花日』（小学館『ビッグコミックス』刊）
脚本：川﨑いづみ
演出：森脇智延、神徳幸治、瀬野尾一
音楽：沢田完
ゼネラルプロデューサー：中川慎子（テレビ朝日）
プロデューサー：川島誠史（テレビ朝日）、島本講太（ジェイ・ストーム）、松山雅則（トータルメディアコミュニケーション）、小杉真紀（トータルメディアコミュニケーション）、石田菜穂子（テレビ朝日）
制作協力：トータルメディアコミュニケーション
制作著作：テレビ朝日、ジェイ・ストーム
©︎テレビ朝日
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