朝ドラ『ブギウギ』に草彅剛が登場! 役に馴染む“浸透度の高さ”は羽鳥役にも活かされるか

第44回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いた映画『ミッドナイトスワン』でのトランスジェンダーの主人公・凪沙も、草彅の好演によって、限られた人の間でだけ共有される痛みには終わらせない。映画『サバカン SABAKAN』で描かれた、少年時代のひと夏の眩い思い出を観る者が追体験できたのも、主人公の子ども時代から成長した姿を演じた草彅の優しく心地いいナレーションや繊細な演技があったからこそだろう。子どもの頃に願った姿に誰しもがなれるわけではないけれど、今も変わらず胸に蘇る大切な人との何気ない瞬間の煌めきや“お守り”のような経験を、そっと取り出して眺めることはできる。そんなことを草彅の姿が大袈裟ではなく教えてくれる。だからこそ多くの人がこの話を“自分たちの物語”として受け止めることができたのだろう。
草彅剛が語る“好奇心を忘れないことの大切さ” 少年時代を振り返って「“子供返り”した」
8月19日より映画『サバカン SABAKAN』が公開される。本作は、1986年の長崎を舞台に、クラスで人気者の久田(番家一路)と…主演を務めた『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)はもちろんのこと、あの柔和な雰囲気の裏に隠し持った鋭利な刃の危うさを滲ませる役どころや哀愁漂う役柄が続いていたように思える草彅が、『ブギウギ』ではどうやって物語を動かす核となるキャラクターを演じるのだろうか。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
























