島崎遥香「私にしか出せないカラーを」 AKB48時代に鍛えられた“内面の強さ”が武器に

島崎遥香が語るAKB時代と30代に向けて

 2016年に日本テレビ系で放送され大きな話題を呼び、翌年にはSPドラマも放送された『ゆとりですがなにか』が、6年ぶりに映画として復活。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥らメインキャストをはじめ、脚本の宮藤官九郎、監督の水田伸生らが再集結し、30代半ばを迎えた坂間正和(岡田将生)、山路一豊(松坂桃李)、道上まりぶ(柳楽優弥)たちの姿を描く『ゆとりですがなにか インターナショナル』が公開された。そんな本作で、主人公・正和の妹・ゆとりを演じている島崎遥香。連続ドラマ時代はAKB48のメンバーだったが、7年経った現在は女優としてはもちろん、バラエティ番組やYouTubeなど多岐に渡る活躍を見せている。SPドラマから6年ぶりに復活した本作の話をはじめ、連ドラ当時の秘話やAKB48時代について話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

大きな影響を受けた柳楽優弥との共演

ーー連続ドラマから7年、SPドラマからは6年ぶりのシリーズ復活となりました。

島崎遥香(以下、島崎):またみんなで集まりたいなと思っていたので、嬉しかったです 。連ドラ時代はまだAKB48のメンバーで、『ゆとりですがなにか』は初めて1人でドラマに出る作品だったので、すごく印象に残っていて。

ーー具体的にどういうところが印象に残っていますか?

島崎:あれだけ大勢の有名な役者さんに囲まれる状況は初めてだったので、お芝居のことはよくわからないけれど、とにかくセリフだけは間違えないようにしなきゃと思って、握手会の休憩中とかもずっと台本を読んでいました。

ーー当時、相当なプレッシャーがあったんじゃないですか?

島崎:それが、何もわからない状態だったのでプレッシャーはなかったんです(笑)。とにかく迷惑だけはかけないようにしようとしていたのは覚えています。あと、柳楽(優弥)さんとのシーンが結構多かったので、柳楽さんと初めて一緒にお芝居をさせていただいたときに、「うわ、本物だ!」と思ったのは記憶に残っています。「これが俳優という仕事なんだ」と実感しました。

ーー柳楽優弥さんから学ぶことも多かったようですね。

島崎:直接お芝居のお話をすることはなかったんですが、感覚的に学ばせていただいたところがすごくありました。「柳楽さんだったらこう言うかな?」と考えてお芝居をしたりすることもあって。その凄さを肌で感じて、私自身もすごく影響を受けました。

ーーSPドラマから6年が経ち、みなさんもお忙しくなる中で、レギュラーキャストが全員再集結しているのも大きなポイントですよね。

島崎:そうですね。でもみなさん本当に変わっていなくて。現場に入ったら一気に当時の空気感に戻って、「こういう感じだったな」と懐かしくなりました。

ーー今回の映画で印象的だったキャラクターは誰ですか?

島崎:ゆとり的にはやっぱりまりぶ(柳楽優弥)ですよね。 実際にこういう人がいたら関わりたくないですけど(笑)。

ーー(笑)。ゆとりのように惹かれるところもないですか?

島崎:あ、でも惹かれるところはありますね。正和(岡田将生)と山路(松坂桃李)とまりぶの3人の中で選ぶんだったら、まりぶかもしれません。

ーーそれはなぜ?

島崎:見た目もそうですし、3人の中で一番変に見せかけて、意外と「そうかな?」みたいなところがあるじゃないですか。逆に山路とかは、すごく真面目そうに見えて実際はだらしなかったりするのが嫌ですね。わかりやすい人が好きなので(笑)。

ーーなるほど(笑)。映画を観ると、また彼らに会いたくなるファンの方も多いと思います。

島崎:今回初めての映画だったので、とにかく展開が早くて、ジェットコースターみたいな感覚でした。もしまた次があるなら、ぜひ連ドラでやりたいです!

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