『警部補ダイマジン』は生田斗真の新たな代表作に? 三池崇史監督との厚い信頼関係

『警部補ダイマジン』生田斗真が新境地拓く?

 7月7日よりテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠で放送がスタートする『警部補ダイマジン』。『クロコーチ』のリチャード・ウー(原作)とコウノコウジ(作画)コンビによる同名漫画のドラマ化で、主人公のダークヒーロー、正義感の強い警視庁捜査一課のエース警部補“ダイマジン”こと台場陣を生田斗真が演じる。法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪を持って悪を制す”強烈なキャラクターに扮する生田は、これまでも個性あふれる様々な役を演じてきた。

 未解決事件を専門に扱う特命捜査対策班の室長で警視正の平安才門(向井理)に“ある弱み”を握られた台場は、平安の“召使い”に成り下がり、こき使われるようになる。平安の指示で警察が手を出せない犯人を秘密裏に始末することになる台場だが、決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまう。そんな中、台場は強行犯第四係の刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)から幼女連続誘拐殺人事件の犯人だと疑われるが、彼女は徐々に台場の人柄に惹かれ始める。

 台場は“獣のような男”だが、悪を許せない正義漢という究極のダークヒーローなので、視聴者も夕夏のように台場に惹かれていくのが予想できる。本作の監督を務める三池崇史と生田は、2014~2021年公開の主演映画『土竜の唄』シリーズでもタッグを組んだ仲。生田にとって、このシリーズは俳優人生のターニングポイントになったそうで、今回TVドラマで三池と再タッグを組むことについて、「長年作品を共にしてきた、どこかバディーのような関係性ですので、すごく安心感があります。そして一番近くに置いてくださったからこそ、この作品でも今までに見たことのないような表現などを一緒に探っていけたらいいなと思っています」とコメントしている。

生田斗真、三池崇史監督とTV初タッグ 『警部補ダイマジン』ドラマ化でダークヒーローに

生田斗真が主演、三池崇史が監督を務める連続ドラマ『警部補ダイマジン』が、7月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠で放送されることが…

 『土竜の唄』シリーズで生田は、交番勤務の巡査から暴力団に潜入捜査することになる主人公を演じたが、何度も全裸シーンがあったり、破天荒なアクションに挑戦したりと、自身の新境地を拓く作品となった。

 1997年、NHK朝ドラ『あぐり』で子役として俳優デビューして以降、数々のTVドラマや映画に出演してきた生田。『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年/フジテレビ系)などの学園恋愛ドラマから、『魔王』(2008年/TBS系)といったサスペンス、後に結婚する清野菜名と共演したアクションミステリー『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』(2015年/TBS系)、『俺の話は長い』(2019年/日本テレビ系)のようなホームコメディまで、幅広いジャンルの作品で活躍している生田だが、中でもNHK大河ドラマでの彼の演技は非常に印象深い。

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