『らんまん』竹雄が綾に2回目の告白! 佐久間由衣のまなざしに見えた“紛れもない愛”
第12週では、土佐に戻ったことで竹雄は綾に2回目の告白をすることに。万太郎とはもう主従関係でなくなったことから、綾とも1人の男・井上竹雄として向き合いたいと伝えたのだ。そして竹雄は「あなたのことが好きな、ただの男じゃ!」と告白するのであった。綾は顔を近づけて真剣なまなざしで「井上竹雄」と呼ぶものの、「呼んでみただけ」とかわし、甑倒しの会場へと戻ってしまう。このシーンにSNSでは「綾から竹雄への、これ以上のデレがあるかしら」「竹雄、頑張れ! あともう少しだ」などの声が上がる。
そもそも綾は酒造りという自分の夢を持ち、真っ直ぐに努力もできる自立心の強い女性だ。責任感もあり、しっかり者。峰屋を守るために自分が強くならなければという想いが人一倍強い。幼少期は病床に伏すヒサ(広末涼子)の面倒を率先して見ており、甘えることさえしなかった。峰屋にとっても苦しい時期である今、誰かに頼ることなく自分の力で乗り越えなければならないと背負ってしまっている部分も大きいのだろう。だからこそ、今すぐ竹雄の想いに応え、甘えるかたちで告白を受け入れることができなかったのではないか。だが綾のまなざしの中に見えたのは、奉公人ではない1人の男性にむけた紛れもない愛だ。
いつか綾の心が決まったら、2人の関係が進展する日も早いだろう。綾のように自分を持っている女性なら、綾から想いを伝える未来だって十分にありえる。綾と竹雄の幸せな姿を想像しながら、そのときを楽しみに待ちたい。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『らんまん』【全130回(全26週)】
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:神木隆之介、浜辺美波、志尊淳、佐久間由衣、広末涼子、松坂慶子ほか
作:長田育恵
語り:宮﨑あおい
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん
制作統括:松川博敬
プロデューサー:板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
演出:渡邊良雄、津田温子、深川貴志ほか
写真提供=NHK