2PM ジュノ×少女時代 ユナの王道ラブコメ 『キング・ザ・ランド』俺様系御曹司にハマる

ジュノ×ユナ『キング・ザ・ランド』に熱視線

 ジュノが、シンクロ率100%で魅せてくれるのが、生まれながらに優雅さとカリスマ性、知性と気品を持ち合わせるウォンだ。ウォンは、身分を隠してインターンとしてキングホテルに出社するが、オーダーメイドのスーツを着こなし、高級時計を身に着け、英国紳士を絵に描いたような高貴なオーラを放つ。その姿は御曹司そのもの。キンググループの会長であるウォンの父、イルン(ソン・ビョンホ)は、ホテルの跡継ぎを巡り、ウォンと異母姉のファラン(キム・ソニョン)を競わせようとしていた。ファランから敵視されるウォンは、自宅ではなくキングホテルのスイートルームに泊まることになるのだが、ホテルのジムで、サランから人違いで変態扱いをされてしまう。

 ウォンは、ファランによってホテルから遠ざけられ、イギリスへ帰国するが、母親の記憶を取り戻すためにキングホテルに帰ってくる。そこで、ホテリエとして勤務するサランと再会するのだが、この再会シーンがサランにとって悲惨なことになる。スイートルームで腹痛を起こしたサランは、トイレに駆け込み、そこへウォンがやって来るという、赤面を通り越して、“穴があったら入りたい”という展開に。このシーンのウォンの驚き方と、状況に気づいてすぐに背中を向ける一連の動作がすこぶるカッコいい! デフォルトは“ツン”だが、常に尊大でありながら、仲のいい秘書がいて、心根は紳士で、高貴で優雅なウォン。今後、彼の優しいところや、“デレ”も見れるのだろう。後ろ姿のシーンも多いが、除隊後に逞しさを増したジュノの鍛え抜かれた肉体美は、歴代後ろ姿コレクションでも1位2位を争う美しさ。カッコいい人は後ろ姿でわかるものなのだと、唸りたくなるぐらいカッコいい!

 “俺様系御曹司”といえば、2010年『シークレット・ガーデン』でヒョンビンが演じたキム・ジュウォン、2013年『相続者たち』でイ・ミンホが演じたキム・タン、2018年『キム秘書はいったい、なぜ?』のパク・ソジュン演じるイ・ヨンジュン、2022年『社内お見合い』のアン・ヒョソプ演じるカン・テムが記憶に新しい。本作のジュノ演じるウォンは、歴代級の“俺様系御曹司”たちに並び、もしかすると王者に躍り出るかもしれないという期待を抱かせてくれる。身分違いの恋もなんのその。古くから人は、『人魚姫』や『シンデレラ』など、物語の中の「王子様」に憧れ、ヒロインに感情移入しながら自分に置き換えて物語を楽しんできた。

 御曹司たちのカッコいい俺様ぶりや、自分だけに見せてくれる弱さ、恋をしたときの戸惑い、嫉妬を楽しむラブコメは、王道であるからこそ安心して胸キュンできる。登場する高級ブランド品や高級外車とともに、強烈な魅力を放つ御曹司との恋にドップリハマれるのだ。

 ジュノとユナの美しいビジュアルだけでなく、物語の展開もスピーディーでとても観やすい。トラウマにより笑えないウォンと、作り笑顔“スマイルクイーン”サランは、第2話ラストですでにお互いを意識し始めている。王道ラブコメのお約束である、勢い余って抱きつくハプニングもすでに終えた今、ここからどんな歴代級の胸キュンが来るのか楽しみでならない。

■配信情報
『キング・ザ・ランド』
Netflixにて独占配信中
出演:ジュノ、ユナ、コ・ウォニ
(写真はJTBC公式サイトより)

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