マーベル新作『クレイヴン・ザ・ハンター』2023年秋公開決定 アクション満載の予告編も
『スパイダーマン』シリーズ、『ヴェノム』シリーズのソニー・ピクチャーズが贈るマーベル映画『Kraven the Hunter(原題)』が、『クレイヴン・ザ・ハンター』の邦題で2023年秋に公開されることが決定。あわせて初の予告編が公開された。
本作は、原作コミックでは宿敵スパイダーマンを“狩る”ことに執念を燃やす、百獣の王にして最強のハンター、クレイヴン誕生を描いた物語。素手で猛獣を倒せるほどの身体能力と五感を持つことで最強のハンターとなったクレイヴンは、自分より強い者を認めず、全ての相手を狩り尽くそうとする。その容赦ない狂気は、“マーベル史上最も悪名高きヴィラン”という声もあるほど。彼はいかにしてその力を得て、いかにして創り出されたのかーー。
幼い時に母親を亡くした少年セルゲイは、冷徹な父親から「強き者が生き残る。相手を全て獲物と思え」という精神を叩きこまれて育つが、その軟弱な性分から父親の期待に応えられずにいた。ある日、父親と共に狩猟に出たセルゲイは、ライオンに襲われ生死を彷徨う事態に。死と直面し、やがて彼の中である“本能”が目覚める。
主演を務めるのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソン。ヒロインのカリプソ役を『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ、クレイヴンの父親を『グラディエーター』のラッセル・クロウが演じるほか、『ほの蒼き瞳』のフレッド・ヘッキンジャー、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』のアレッサンドロ・ニヴォラ、『ファースト・マン』のクリストファー・アボットらが共演に名を連ねる。監督を務めるのは、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』のJ・C・チャンダー。
本編映像初公開となった予告編には、ライオンから特殊能力を得た、まさにクレイヴン・ザ・ハンターが誕生する瞬間が描かれ、まるで別人に生まれ変わったような強靭な肉体が映し出される。「父親がもたらした悪を始末する」と言いながら次々と“狩り”を実行するクレイヴン。だが、その狂気は次第に暴走していく。
周りには血しぶきが飛び散り、今年4月にラスベガスで行われたシネマコンで、主人公クレイヴン役のテイラー=ジョンソンが、ソニー・ピクチャーズが贈るマーベル作品で本作が初めて“R指定”になることを明言した通り、残虐描写満載のアクションシーンが描かれる。また、映像の中にはクレイヴンが蜘蛛に囲まれるシーンも。これは物語がスパイダーマンに繋がることを暗に意味するのか。さらに映像の最後には、『アメイジング・スパイダーマン2』にも登場した、ライノと思われるサイの皮膚に変形した腕の一部も確認できる。
■公開情報
『クレイヴン・ザ・ハンター』
2023年秋公開
監督:J・C・チャンダー
脚本:アート・マーカム&マット・ホロウェイ、リチャード・ウェンク
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、アリアナ・デボーズ、フレッド・ヘッキンジャー、アレッサンドロ・ニヴォラ、クリストファー・アボット、ラッセル・クロウ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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