橋本環奈×重岡大毅『禁じられた遊び』本予告公開 ファーストサマーウイカが“美雪”役に
9月8日に公開される橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)のW主演映画『禁じられた遊び』にファーストサマーウイカが出演することが決定。あわせて本予告と本ポスタービジュアルが公開された。
本作は、第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞した清水カルマの同名小説を実写化したホラー映画。『リング』『スマホを落としただけなのに』『事故物件 怖い間取り』を世に送り出してきた中田秀夫監督が、2018年公開の『スマホを落としただけなのに』で企画プロデュースを務めた平野隆と2年ぶりのタッグを組む。
W主演を務めるのは、ホラー映画『カラダ探し』で主演を務めた橋本と、本作がホラー作品初出演となる重岡。2人は本作が初共演となり、橋本は映像ディレクターの倉沢比呂子役、重岡は比呂子の元同僚・伊原直人役を演じる。
ファーストサマーウイカが演じるのは、直人の息子・春翔が唱えた呪文で庭から復活する“美雪”役。
公開された本予告は、比呂子(橋本環奈)が同じ職場で働く直人(重岡大毅)への恋心に胸をときめかせる様子からはじまる。しかし、直人への思いを綴る手紙を書いていると突然鼻血が滴る比呂子が映し出され、一気に不穏なムードに。直人の息子・春翔が「生き返って欲しい」と唱えた「エロイムエッサイム」という呪文で土が蠢く。その思いとは裏腹に庭から復活したのは、「絶対に許さない……」と憎悪を剥き出しにした“美雪”(ファーストサマーウイカ)だった。
怨念にまみれ、嫉妬に狂い、どこまでも追い続け、襲い掛かってくる美雪の恐怖に飲み込まれていく比呂子と直人。そして、拡散した怨念が連鎖し、次々と様子がおかしくなる登場人物たち。さらに「あの世から戻ってきてしまったものを消滅させなければ」と立ち向かう霊媒師・大門(長谷川忍)の姿も。
あわせて公開された本ポスタービジュアルには、比呂子と直人を引き裂くように「見ぃ〜つけた」と顔を覗かせる美雪の姿が描かれている、
橋本は「現場で見ていてもウイカさんのお芝居がとても怖かったので、スクリーンで見たならば更にゾッとするだろうな」とその怪演っぷりについて語り、重岡は「ウイカさんの特殊メイクは大変だったと思いますし、それでいてあの鬼気迫るお芝居をされていたのは、心から凄いなあと尊敬していました」とコメント。
企画プロデュースの平野は「企画段階から美雪を日本映画史上“最凶”のキャラクターにしたいと考えていました」と、美雪役を演じるにあたり強烈な個性を求めたことを明かした。さらに監督の中田は「美雪が出てくる場面は全て“見せ場”です。“一度観たら忘れられない”強烈さで演じていただき、現場で私は内心ゾクゾクしていました」と太鼓判。
そして、中田の監督作『リング』の大ファンだとも語るファーストサマーウイカ自身は、「中田監督とご一緒できること、『リング』でいえば貞子のポジションである美雪役でオファーをいただけたことが本当に嬉しくて。喜びと興奮で“絶対やりたいです、お願いします”と即答したのを覚えています」とこの難役のオファーを快諾したことを語りながらも、「フィジカル的にもかなり忍耐力のいる撮影だった」と撮影当時を振り返った。
コメント
橋本環奈(倉沢比呂子役)
ウイカさんは、すごい気持ちが良い方というか、本当にお仕事で御一緒したいなって思う方でした。シャキシャキしていて、仕事もパッパッパッと決めていって、すごく気持ちが良いなと毎日思っていました。全身に特殊メイクをして、寒い中、外を裸足で歩いたりしながらもいつも通りの空気感で皆さんと接していて本当に素敵な方だなと思いました。
間近で見ていてもウイカさんのお芝居がとても怖かったので、スクリーンで見たならば更にゾッとするだろうなと思います。見ている方が痺れる映像になってると思うので出来上がりが本当に楽しみです。
ジャニーズWEST 重岡大毅(伊原直人役)
ウイカさんは毎日とても早く現場に入って、4~5 時間かけて特殊メイクをしていました。
特殊メイクは取るのも一手間だそうで、撮影が終わった後も時間が掛かり本当に大変だったと思いますし、それでいてあの鬼気迫るお芝居をされていたのは、心から凄いなあと尊敬しておりました。
美雪が復活して土から出てきて、直人と比呂子に襲い掛かるシーンは、単に襲い掛かってくるだけではなく、美雪のいろいろな気持ちが入り混じった“狂気”が乗っているシーンだと思うので、特に仕上がりが楽しみな場面です。
観客の皆さんの怖がる反応も楽しみなので、それを見に何回も劇場に足を運ぶかもしれません。
ファーストサマーウイカ(伊原美雪役)
中田監督の『リング』は子供の頃、怖いながらも凄く好きで何度も観ていました。なので監督とご一緒できること、『リング』でいえば貞子のポジションである美雪役でオファーをいただけたことが本当に嬉しくて。よく真似してましたから、貞子のあの這い方。喜びと興奮で「絶対やりたいです、お願いします」と即答したのを覚えています。 美雪は母親、妻であることが物語の大切な要素ではあるのですが、生前の綺麗な美雪でいられる時間はほんの一瞬でした。撮影初日だけ生きていて、後はずっと生霊や蘇った美雪での撮影で(笑) 生前の幸せな時間の撮影があまりに短かったので、初日は特殊メイクをしないですむ時間のありがたみを噛み締めながら、幸せな気持ちを重ね合わせて撮影できました(笑)
蘇った美雪の特殊メイクって、すごく時間がかかるんです。
特殊メイクスタッフさんが、毎回4〜5人掛かりで4時間かけて作ってくださるので、擦れて取れちゃわないよう最小限の羽織りだけ、何か食べたらお腹も出ちゃうし、トイレもメイクをやり直さなきゃいけないので出来る限り少なくして……と、フィジカル的にかなり忍耐力のいる撮影だったなと思います。ただ、それがツラく感じないほど現場は楽しく、本当にホラー映画撮ってるのかな?と思うほど終始みんな和気藹々と撮影させてもらえた環境がありがたかったです。
中田秀夫(監督)
「禁じられた遊び」の恐怖表現の主軸は何といっても美雪の「造型」にありました。
この世ならざる美雪が「変化(へんげ)」していくのが本作の魅力だからです。
そしてその美雪をファーストサマーウイカさんに演じていただく事になり、綿密な打ち合わせや全身の 3D スキャンを経て、変化していく美雪のビジュアルを具現化していきました。ウイカさんには、文字通り全身全霊でこの役に取り組んでいただきました。
何せ、幸せな家庭の場面は、儚く過ぎ去るので、その後の美雪が出てくる場面は全て「見せ場」です。
特にクライマックスの美雪をウイカさんには、「一度観たら忘れられない」強烈さで演じていただき、現場で私は内心ゾクゾクしていました。
平野隆(企画プロデュース)
初めてウイカさんをテレビで見た時、あどけない可愛らしい表情からアイドルをやられているんだろうな、と思いました。
ただその外見とあまりにギャップのある関西弁の毒舌を聞いた時、唖然とすると共に、女優にむいてるなぁ、と感じました。
私は企画段階から美雪を日本映画史上“最凶”のキャラクターにしたいと考えていました。
そのキャラクターを演じるにふさわしい強烈な個性を持った女優さんを探しましたが、どうもしっくりといきませんでした。
そんな折再びウイカさんの爆裂トークに触れ、吹き出しながら、この方しかいないな、と確信しました。
■公開情報
『禁じられた遊び』
9月8日(金)全国ロードショー
出演:橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)、堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、新納慎也 、MEGUMI、清水ミチコ、長谷川忍(シソンヌ)、諏訪太朗、ファーストサマーウイカ
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明
原作:『禁じられた遊び』清水カルマ(ディスカヴァー文庫)
企画・プロデュース:平野隆
プロデューサー:小杉宝、岡田有正、大脇拓郎、田口雄介
配給:東映
©2023映画『禁じられた遊び』製作委員会
公式サイト:https://kinjirareta-asobi.jp/
公式Twitter:@kinjirareta_asb