『どうする家康』毎熊克哉、大岡弥四郎を演じて 「台詞には作品を超えた願いを感じた」

毎熊克哉、『どうする家康』出演を振り返る

 毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『どうする家康』出演の毎熊克哉よりコメントが寄せられた。

 本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 大河ドラマ初出演となる毎熊が演じたのは、川家嫡男・信康(細田佳央太)を補佐する岡崎城奉行・大岡弥四郎。毎熊は本作への出演ついて、「とてもドキドキしましたが、始まってみるとあっという間でした。欲を言えば、家康メンバーの皆様(家臣団)と楽しいやりとりがあるシーンをやってみたかったなと思いつつ(笑)、僕が演じさせていただいた大岡弥四郎が、少しでも作品の面白さに貢献できていれば幸いです」とメッセージを送った。

毎熊克哉(大岡弥四郎役)コメント

大岡弥四郎の人物像について

本作のオファーを頂いた2022年はウクライナ侵攻が始まり、流れてくる情報に胸を痛め、人間は戦うことをやめられないのだなと悲しくなりました。全てのいざこざには歴史の流れや事情があって、双方どちらが正義なのか分かりづらい。でも、戦の最前線に行かされる兵士たちにとって正義はどうでもよくて、飯を食いたい、死にたくない殺したくない、家族や友人を失いたくない、というのが本心だと思います。脚本を読ませていただき、弥四郎の台詞には作品を超えた願いを感じたので、それを大事に演じました。

徳川を裏切る弥四郎の思いについて

冒頭のシーンで「命に代えて岡崎を守りまする」という台詞があるのですが、これが弥四郎の覚悟だと思います。過酷な戦も、謀反を企てることも、命がけですからね。裏切り者の役ですが、台詞にほとんど嘘がないのが面白かったです。全ては岡崎を救うため。

信康らの前で思いを打ち明けるシーンについて

演出の野口雄大さんと共有していたのは、弥四郎の行動を“私利私欲に走った裏切り“にしない、ということでした。弥四郎の言葉に心を動かされる人がいるかもしれない。作品は家康側の視点で描かれていくからこそ、正義とはなんぞや?と考えられるシーンになれば良いなと思って臨みました。

『どうする家康』に出演して

初めての大河ドラマはとてもドキドキしましたが、始まってみるとあっという間でした。欲を言えば、家康メンバーの皆様(家臣団)と楽しいやりとりがあるシーンをやってみたかったなと思いつつ(笑)、僕が演じさせていただいた大岡弥四郎が、少しでも作品の面白さに貢献できていれば幸いです。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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