『【推しの子】』石見舞菜香が「バズ」を生んだあかねの演技 ファン&関係者から絶賛の声
5月24日に放送されたアニメ『【推しの子】』第7話にて、石見舞菜香が演じる“アイになりきった黒川あかね”が大きな話題となっている。放送直後、タイトルの「バズ」をなぞらえるかのように、Twitterでは「黒川あかね」がトレンド入り。アイのトレードマークとも言えるキラキラと輝く瞳、飄々とした華のある言動……あかねは持ち前の演技力で、見事にアイになりきっていた。
そのクオリティは、原作作画の横槍メンゴからも「あの一瞬でアイに再会するアクアの気持ちになってしまい、泣きそうになった」と石見に向けて絶賛の言葉がかけられるほど。アイではないのに、アイを感じさせる。石見のあかねの演技に釘付けになったのは、アクアだけではなく、テレビの前の視聴者も同様だろう。“演じているあかねを演じる”難易度の高さはおそらく相当なものだろうが、不自然さや違和感は全く感じられなかった。
あかねのアイの演技すごい。あの一瞬でアイに再会するアクアの気持ちになってしまい、泣きそうになった😭
— 横槍メンゴ⋆꙳✰࿐⋆*˖⊹ (@Yorimen) May 24, 2023
いち作品ファンとして大大大好きな黒川あかねちゃんの大大大好きなシーン。すっごく胸が熱くなって、それでいて、大好きな天才役者と大好きな彼女が居て、この胸の鼓動は言葉に表せない、きっと一生に一度の体験。ひたすらに感謝。第7話、ありがとうございました。#推しの子
— 高橋李依 (@taka8rie) May 24, 2023
今回、アイを憑依させたあかねの演技で改めて注目を集めた石見だが、これまでも『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の椎名真昼役をはじめ、『ウマ娘 プリティーダービー』のライスシャワー役や『フルーツバスケット』の本田透役など、数々の人気作品に出演してきた。特に、今年3月に公開した劇場アニメ『らくだい魔女 フウカと闇の魔女』では、主人公フウカをそばで優しく支える友人・カリンを演じ、ほんわかとした外見に秘められた芯のある内面を丁寧に表現した。石見の透明感のある声は、聴く人を包み込むような優しさを感じさせる。
また、石見といえば喜怒哀楽の様々な感情を声だけで表す、心の波を細やかに表現する演技にも定評がある。第6話までは暗い表情が続いていたあかねが、仲間と一緒に苦難を乗り越え、今回“化ける”に至ったまでの演技の幅を振り返っても、石見の実力を感じられるだろう。石見の感情を繊細に表現する演技は、観る人の心を動かし、アニメの世界へ私たちを一気に惹きつける。