松岡茉優は初の教師役をどう演じる? 『3年A組』の衝撃と重なる『最高の教師』への期待

松岡茉優主演『最高の教師』への期待

 日本テレビで7月から放送される新土曜ドラマが『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に決定。松岡茉優が主演を務め、共演として芦田愛菜が出演することも発表された。芦田が民放連続ドラマに出演するのは7年ぶりとなる。

 松岡が演じる主人公の九条里奈は、鳳来高校3年D組の担任で、いつの間にか生徒に寄り添うことを諦めた化学教師。卒業式の日に、生徒を見送った九条は、突然、4階から突き落とされてしまう。最後に見たのは制服の袖。「死にたくない!」そう願った瞬間、九条は始業式の日の教室に戻っていた。そして彼女は1年後、自分が殺される真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく“覚悟”を決めた……。

 芦田が演じるのは、九条が受け持つ3年D組の生徒の一人・鵜久森叶(うぐもり・かなう)。彼女は教室の中でひとり、自分の世界に没頭しながらも物事に真面目に取り組む優等生だったが、実はクラス全員からある“標的”にされていたという。九条が1度目に歩んだ1年間では、1学期の途中で不登校となってしまう。まだ詳細はわからないが、2度目のD組クラスと九条の人生の大きな鍵を握っているのが、この鵜久森なのかもしれない。

 これまで『GTO』(2014年/カンテレ・フジテレビ系)の志条あゆな役や女子高生たちの内情を描いた『She』(2015年/フジテレビ系)の西澤涼子役などで、生徒役を演じてきた松岡。どの役も才女だったり、学級委員を務めたりと真面目な性格であることが多かった。しかし、女優としてのキャリアを順調に積んでいる近年では、生活安全課の刑事でありながら、「ヘビ女」と言われる別人格も持っている『初恋の悪魔』(2022年/日本テレビ系)の摘木星砂役や、映画『ヘルドッグス』での挑発的なヤクザのボスの愛人・吉佐恵美裏役など、クセのある役も増えている。今回は自身初の教師役だが、松岡はどのような演技を見せてくれるのだろう。

 「1年後、私は生徒に■された」というセンセーショナルなタイトルと不穏な雰囲気の学園ものということで、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年/日本テレビ系)を思い出した人も多いのではないだろうか。それもそのはず。同番組を手がけたプロデューサーと監督が本作も担当しているのだ。そのためか、今回の発表前には『3年A組』の公式Twitterが約2年ぶりに更新され、「明日からこのアカウントは『7月期新土曜ドラマ』に引き継がれます」と予告。SNSでは大きな話題となっていた。

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