仲間由紀恵が『大奥』の“怪物”一橋治済に 中村蒼、蓮佛美沙子もSeason2出演決定
今秋放送予定のNHKドラマ10『大奥』Season2に、仲間由紀恵、中村蒼、蓮佛美沙子が出演することが発表された。
原作は、3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした、よしながふみによる同名漫画。Season1では、3代将軍家光(堀田真由)から8代将軍吉宗(冨永愛)までの物語が映像化された。Season2では、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが、“赤面疱瘡”撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を初めて映像化する。
脚本は、『JIN-仁-』(TBS系)、『ごちそうさん』(NHK総合)、『おんな城主 直虎』(NHK総合)などを手がけてきた森下佳子が引き続き担当する。
新キャスト3名が演じるのは、Season2「医療編」の登場人物。仲間が演じるのは、8代・吉宗(冨永愛)の孫・一橋治済。一見柔らかい雰囲気だが冷淡で非道な権力の亡者。田沼意次(松下奈緒)や松平定信(安達祐実)に気付かれぬよう、あらゆる謀略を巡らし、我が子・家斉を将軍にしようと密かに画策する。
中村が演じるのは、一橋治済の長男・徳川家斉。幼いころに赤面疱瘡の人痘を接種し、家光以来の男の将軍として就任。しかし、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済に握られている。治済に隠れて黒木(玉置玲央)らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡の研究を再開させていく。
蓮佛が演じるのは、薩摩藩・島津家から家斉に嫁ぐ、聡明で心優しい御台所・茂姫。気立ての良さで側室たちとも仲良く渡り歩くが、やがて治済の謀略に巻き込まれていく。
コメント
仲間由紀恵(一橋治済役)
『大奥』シーズン2の出演、大変嬉しく思います。
よしながふみ先生の『大奥』。しかも、あの治済を演じさせて頂きます。
大奥ですので恐ろしくもありますが、どこかワクワクしている自分がおります。自由奔放な……治済を演じられるよう、気合いを入れて頑張ります。
中村蒼(徳川家斉役)
久しぶりの男性の将軍、徳川家斉。良い人だがどこか頼りなく母親の操り人形状態ですが、何か世の為になりたいという気持ちに突き動かされ純粋にまっすぐ赤面疱瘡に立ち向かい、これまで通り女性が実権を握る大奥で踠く家斉を演じられたらなと思います。
蓮佛美沙子(御台(茂姫)役)
物語から放たれる力強い命の躍動感に、あっという間に惹きつけられました。
台本を開くたび、「こんなにやりがいのある役を任せていただけて幸せだなぁ」という喜びと、「でも……実際にこれを演じるのか……」という壮絶さに対する重圧が、波のように心を支配しています。シーズン1から高い志を持って作品に挑んでこられた心強いスタッフの皆様と一緒に、愛と覚悟を貫いた茂姫の生き様を、しっかりとカメラの前で表現できればと思います。
■放送情報
ドラマ10『大奥』Season2
NHK総合にて、今秋放送開始
原作:よしながふみ『大奥』
脚本:森下佳子
音楽:KOHTA YAMAMOTO
写真提供=NHK
©よしながふみ/白泉社