町田啓太、塩野瑛久、前田拳太郎、青柳翔 新体制になった劇団EXILEが春ドラマで活躍

新体制の劇団EXILEが春ドラマで活躍

 『unknown』(テレビ朝日系)で、W主演の高畑充希と田中圭と三角関係になる、謎めいたキャラクター・加賀美圭介を演じて大注目されている町田啓太。第4話のラストで、高畑が演じる闇原こころにキスをした加賀美の真意が気になる。

 そんな町田は、LDH JAPAN内の劇団EXILEに所属し、2010年に同劇団の舞台『ろくでなしBLUES』で俳優のキャリアをスタートさせた。この舞台には青柳翔や鈴木伸之らも出演していたが、その後、劇団員の多くがTVドラマや映画でも活躍している。そして、この春スタートしたドラマには、町田をはじめ、複数の劇団EXILEメンバーが出演している。

 2007年に旗揚げし、2009年のオーディションを経て正式に発足した劇団EXILEには、青柳、鈴木、町田のほかに、秋山真太郎、小澤雄太、小野塚勇人、SWAY(DOBERMAN INFINITY)、八木将康、佐藤寛太が所属しており、一番最後に佐藤が加入した2015年以降、9人で活動を行ってきた。2022年、そんな劇団EXILEに久しぶりの新メンバーが加入することになり、塩野瑛久、前田拳太郎、櫻井佑樹の3人が加わった。3人とも、劇団に加入する前にすでに演技経験があり、特に塩野は10年のキャリアがある俳優だったので、異例かつ新鮮な加入となった。

 3人の新加入で新展開を迎え、さらにパワーアップした劇団EXILE。4月期のドラマには、町田、塩野、前田、青柳が出演しており、劇団EXILEの存在感を知らしめている。町田は前述のとおり、『unknown』にレギュラー出演し、ストーリーを揺さぶるキーパーソン的な役割を演じている。

 塩野は『かしましめし』(テレビ東京系)に、主演の前田敦子、成海璃子と共に、3人の主要キャストの一人として出演。塩野が演じる雨海英治は、仕事や恋愛に悩むゲイの男性だ。美大を卒業した後、広告代理店のデザイナーとして勤務していたが、畑違いの営業職に異動させられてしまう。仕事では自分のやりたいことがわからなくなったり、恋愛では連絡がつかなかった恋人が突然戻って来て、気持ちをかき乱されたりしている。心をすり減らすことが多い英治が、前田演じる小田千春や、成海演じる中村聖子と一緒においしいご飯を食べているときに見せる幸せそうな、ホッとしたような表情は、塩野のこれまでとはまた違う一面のように感じた。

 劇団EXILEに加入して以降、塩野は『ブラザー・トラップ』(TBS系)、『バツイチがモテるなんて聞いてません』(MBS)など複数のドラマに連続して出演しているが、さらに演技の幅が広がっており、もっともっと出演作を観たくなる。

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