イ・ドヒョン、“陰と陽”の芝居で視聴者を魅了 『良くも、悪くも、だって母親』までの軌跡

イ・ドヒョンが見せる陰と陽の演技

 『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』(2018年)では、やんちゃな高校生役を演じている。キム・ユジョン演じる主人公のキル・オソルはズボラな就活生。イ・ドヒョンは弟のキル・オドルとして登場し、テコンドー部で活躍する運動神経抜群の姿を垣間見ることができる。オソルの親友・ミン・ジュヨン(ドヒ)との恋愛模様など、物語の後半にはオドルにスポットライトが当たるエピソードも登場する。ちなみに、父親役のキム・ウォネとは『良くも、悪くも、だって母親』でも共演している。

『18アゲイン』(JTBC公式サイトより)

 ザック・エフロン主演のアメリカ映画『セブンティーン・アゲイン』のリメイクドラマ『18アゲイン』(2020年)にも出演。プロバスケットボール選手になれなかった後悔を胸に秘めたアラフォーのホン・デヨン(ユン・サンヒョン)が、ある日突然高校生の姿に戻ってしまうというストーリーだ。宣伝で登場した2020年の『知ってるお兄さん』というバラエティ番組では、イ・ドヒョン自身も高校生の時にバスケで高陽市の代表になったことがあると明かしている。さらに、現代舞踊とアクロバットの経験者でもあるとのことで、まさに劇中のデヨン(ウヨン)のように校内で騒がれる存在だったのではないだろうか。

 そのほか、『ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜』(2022年)、『Sweet Homeー俺と世界の絶望ー』(2020年)など話題作への出演が絶えないイ・ドヒョン。さわやかな笑顔を見せるラブコメディから、トラウマと闇を抱えるサスペンスまでこなす演技力を持っており、『良くも、悪くも、だって母親』では、その陰と陽の両方の演技を楽しむことができる。そんな彼がこれから新たにどんな顔を見せてくれるのか、見守りたいところだ。

■配信情報
『良くも、悪くも、だって母親』
Netflixにて配信中
出演:ラ・ミラン、イ・ドヒョン、アン・ウンジン
原作・制作:シム・ナヨン、ペ・セヨン
(写真はJTBC公式サイトより)

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