『それパク』眼鏡なしの野間口徹に“ギャップ萌え” クセ強から平凡まで濃すぎる存在感

『それパク』野間口徹に“ギャップ萌え”

 現在放送中の『それってパクリじゃないですか?』では、主人公・藤崎亜季(芳根京子)の所属部署、知的財産部の部長を演じている。事なかれ主義で上の言うことには服従、という性格に見えるが、亜希のことを意外によく見て気にかけているような描写もあり、今後さらに熱い一面を見せるかもしれないと期待している。

 また放送中の『どうする家康』(NHK総合)では、眼鏡なしの素顔で今川家の重臣、鵜殿長照を演じた。敵に追い詰められた最期の場面のロン毛スタイルには意外な色気も感じ、すぐに彼だと気づいた人と気づかなかった人、その双方を歓喜させた。

野間口徹が日曜の夜を盛り上げる 『どうする家康』『ブラッシュアップライフ』で見せた顔

リアルサウンド映画部の検索欄で「野間口徹」の名前を入れると566件もの記事がヒットする(ちなみに松本潤では339件、安藤サクラで…

 前述のガーファンクル役の時も、放送中の『それってパクリじゃないですか?』でも眼鏡はかけていない。その他の役の時の眼鏡の印象が強すぎるあまり、ギャップ萌えが生まれている。ギャップといえば、2017年のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系)では、刑事といっても工具用ベストを着込んだ爆弾のエキスパートという役で登場。格闘技のトレーニングシーンもあり、アクションやマッチョ俳優のイメージはない彼の、意外に精悍な動きとラフなファッションに萌えた女性も多いハズだ。

 野間口は、演技はもちろん上手いが、風貌や声のトーンを含めて彼が出てくると何か引っかかる、気になるというような、ノイズのような存在感も素晴らしいのだと思う。だからこそちょっとした脇役で起用されることも多いのだろうが、筆者は彼を1話だけのちょっとしたゲストなどでなく、もっと重要な役で観たい。ゲストではもったいなさすぎる。

 本人は「主役を輝かせるための立ち位置が楽しい」と語っているが、主役の野間口徹をぜひ観てみたい。(※2)

参考

※1. https://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/interview/index.html
※2. https://www.cinematoday.jp/news/N0088211

■放送情報
『それってパクリじゃないですか?』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)、常盤貴子
原作:奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(集英社オレンジ文庫刊)
脚本:丑尾健太郎
演出:中島悟ほか
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)
制作協力:AX-ON、アバンズゲート
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/
公式Twitter:@sorepaku_ntv
公式Instagram:@sorepaku_ntv
公式TikTok:@sorepaku_ntv

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