『マンダロリアン』新EPの特別先行上映にファン騒然 ペドロ・パスカルからメッセージも
現地時間4月7日から10日にかけてイギリス・ロンドンにて開催中の「スター・ウォーズ・セレブレーション」。現地時間4月7日、『マンダロリアン』のキャスト・スタッフが登壇し、プレゼンテーションが行われた。
孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、フォースを秘めた子どもグローグーの新たな冒険を描く本作。会場には、製作総指揮を務めるジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニ、監督を務めるリック・ファミュイーワ、モフ・ギデオン役のジャンカルロ・エスポジート、ボ=カターン・クライズ役のケイティー・サッコフ、グリーフ・カルガ役のカール・ウェザース、アーマラー役のエミリー・スワローが登壇。
観客からの大声援にとって迎えられたファヴローは「最高の気分だよ。世界中のこういったイベント、セレブレーションにも何度か参加していて、またこうして数年経った今、他のスタッフと一緒にロンドンに戻ってこられて嬉しい。みんなに僕たちがこれまでどのような活動をしていたのか見てもらえるからね。キャラクターやストーリーも進展して、最高潮に達してきている。『スター・ウォーズ』をよく理解してくれているここのファンにこうして楽しんでもらえるのはありがたい」とコメント。
「残念ながら今回ロンドンに来られなかったメンバーもいます。それでも挨拶をしたいということで……」と続けると、会場にはマンダロリアン役のペドロ・パスカルからビデオメッセージが流れた。
チャーミングなセーター姿で「みんな、ロンドンに行けずに申し訳ない。みんなのことは恋しく思っているよ。みんなの熱い応援に感謝している。君たちは世界一の『スター・ウォーズ』ファンだ。ファンのみんなには、サンドイッチを食べることでさえも映画化できることを知っておいてほしい。僕たちが『マンダロリアン』シーズン3の撮影を楽しんだように、みんなにも観て楽しんでもらえたら嬉しい。キャシー、ジョン、デイヴ、リックにバトンタッチだ。君たちもスター・ウォーズ・セレブレーションを楽しんでくれ。みんなのことは大好きだよ」と愛の溢れるメッセージを寄せたパスカル。
また、フィローニは『マンダロリアン』が多くのファンを魅了している理由について言及。「『マンダロリアン』のカルチャーを掘り下げ、かつ、ジョンのアイデアで、ヘルメットを外せないでいる理由も興味深いのだと思う。『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と比較して作っているんです。『マンダロリアン』のカルチャーではできないことがあって、それをストーリーにも反映させています。それを解決できるようにしようとね。対立というテーマでは、『スター・ウォーズ』からアイデアを得てストーリーを作っていて、それは『マンダロリアン』だけでなく『キャシアン・アンドー』などにも生かされています。フィルムメイカーそれぞれが異なるアイデアを持っていて、それが故に『スター・ウォーズ』が面白い作品になっているんです。ジョンとリックとの仕事によって、『マンダロリアン』も強力な作品になっていると嬉しい」と分析。
シーズン1のエピソード1から『マンダロリアン』に関わり、エピソード2を監督、そしてシーズン3の最後の2エピソードを監督しエグゼクティブプロデューサーとしても活躍しているファミュイーワは、「みんなに楽しんでもらえて嬉しく思っているし、作っていて僕も楽しいです。『マンドロリアン』に関われることはとてもエキサイティングで、マンダロリアンのカルチャーや、マンダロリアンとは何かということをさらに掘り下げることができました。とても楽しく仕事をさせてもらっています。僕たちのストーリーテリングもエキサイティングで、最後がどうなるか楽しみですね」と気になる発言。
ボ=カターン・クライズ役のサッコフは、「このシーズンでの私たちの努力の成果をやっとみんなに観てもらえるようになって嬉しいです。最高です。誇りに思っています」と作品への熱い思いを語る。
そして会場では、シーズン3第7話の冒頭映像を特別に公開。ファヴローは「これから観るものは他の人には話してはいけません。多くのことが掘り下げられる回で、皆さんには平等に同じ体験を味わってほしい」とネタバレ自粛を呼びかけ、衝撃のシーンに会場は騒然した。
■配信情報
『マンダロリアン』シーズン3
ディズニープラスにて独占配信中
©︎2023 Lucasfilm Ltd.