杏、紫夏役で『キングダム 運命の炎』出演決定 逞しくなった信の姿を捉えた新予告も

杏、紫夏役で『キングダム』出演決定

 7月28日に公開される山﨑賢人主演映画『キングダム 運命の炎』に杏が出演することが決定し、あわせて最新予告が公開された。

 時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く原泰久の漫画『キングダム』。2006年1月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載を開始し、現在までに単行本は67巻まで刊行され累計発行部数は9500万部(2023年1月時点)を記録している。2019年に公開した映画『キングダム』、2022年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』はそれぞれその年の邦画実写作品でNo.1を獲得するヒットを記録した。

 最新作では、北方で大きな力を誇る隣国・趙(ちょう)が秦に突如攻め入ってきたことから始まり、侵略を迎え撃つべく信(山﨑賢人)と王騎(大沢たかお)が初めて同じ戦場に立つ「馬陽の戦い」、そして誰もが成し遂げたことのない中華統一に挑む秦国の若き王・嬴政(吉沢亮)の知られざる過去が登場する、原作でも人気のエピソード「紫夏編」が描かれる。これまでのシリーズ同様に原作者の原が脚本に参加し、“キングダムの魂”ともいえる「なぜ、中華統一に挑むのか」というテーマに挑戦する。

 杏が演じるのは、嬴政の過去と深く関わりを持つ闇商人・紫夏役。紫夏は孤児だった幼い頃に行商人に拾われ、闇商人の女頭目として腕を発揮する。国全体で秦国への大きな恨みを抱く趙国で、すべての人間から憎悪と暴力を受け続けていた嬴政を唯一助けようとする正義感と母性にあふれた美しき女性だ。未来の王となる嬴政を、趙国から秦国へと脱出させる危険なミッションを請け負うことになった彼女の運命はいかに。

 馬術や剣・矢を用いた戦闘シーンも披露した杏は、「産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。数年ぶりの映画館で高揚しながら観たキングダムは、大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした」と喜びを語り、「紫夏は過去、嬴政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとても嬉しいです」とコメントを寄せた。

 また、嬴政役の吉沢は共演時のインタビューで、「ビジュアルはもちろん、お芝居もすごく上品で、闇商人という設定ではありますが、紫夏の持つ美しさや正義感が感じられてとても素敵だなと思いました」と絶賛。さらに佐藤監督は撮影を振り返り、「誠実に、非常にしなやかな柔軟さを持って、この紫夏という女性を演じられました。一つ一つのカットを、丁寧に、さまざまな挙動を確認しながら。そうして映し出されたのは、大胆な振る舞いで人を引っ張る闇商人の強さと、包み込む母のような温かさでした」と語り、松橋真三プロデューサーは、杏の起用にあたって「紫夏は『キングダム』の魂の根幹であり、その存在感だけで、正しく誠実である人柄が出てこなければなりません。そして、深く広い母としての愛を持っている人でなければならず、我々は迷いなく杏さんにオファーさせていただきました」と熱い想いを述べた。

【最新映像解禁!】映画『キングダム 運命の炎』予告【2023年7月28日(金)公開】
映画『キングダム 運命の炎』特報【2023年7月28日(金)公開】

 あわせて公開された最新予告は、大将軍・王騎の「全軍前進」から、兵たちの鬨で戦いが始まる。信が強く憧れを抱く王騎と初めて共に戦場へ立つこととなる趙国との戦を描く「馬陽の戦い」。そして、憎しみしかなかった嬴政の世界に光を与えたエピソード「紫夏編」。前作でも活躍したキャラクターたちの様子と原作屈指の熱いエピソードが盛り込まれた映像となっている。さらに、緊迫した表情の中、「俺たちが失敗したら、全員死ぬ」と、前作では初陣だった信の逞しくなった姿も垣間見える。果たして、信たちに懸けられた使命とは。

コメント

産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。
数年ぶりの映画館で高揚しながら観たキングダムは、
大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。
もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした。
紫夏は過去、嬴政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。
このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとても嬉しいです。

佐藤信介(監督)

淡い桃色のマントを纏って、衣装確認に、スタイリストの宮本さんと現場に来られた杏さんのことを思い出します。まるで風に舞う蝶か花びらのように、ひらりと難曲を飛び渡る紫夏のイメージがそこに誕生していました。撮影において杏さんは、誠実に、非常にしなやかな柔軟さを持って、この紫夏という女性を演じられました。一つ一つのカットを、丁寧に、さまざまな挙動を確認しながら。そうして映し出されたのは、大胆な振る舞いで人を引っ張る闇商人の強さと、包み込む母のような温かさでした。この作品の大きな骨格の一つである紫夏。彼女に支えられて、運命の炎という、これまでに無かった新しいキングダムが生まれました。

松橋真三(プロデューサー)

いよいよ趙軍との一大決戦が始まる『運命の炎』編では、原作屈指の“泣ける”エピソードである紫夏の物語が語られます。
自己犠牲と無償の愛の物語は、作品世界に「光」を灯し、必ずや人の心を打つでしょう。
紫夏は『キングダム』の魂の根幹であり、その存在感だけで、正しく誠実である人柄が出てこなければなりません。
そして、深く広い母としての愛を持っている人でなければならず、我々は迷いなく杏さんにオファーさせていただきました。
この素晴らしい物語を早く皆さんにお見せしたいとわくわくしています。

■公開情報
『キングダム 運命の炎』
7月28日(金)全国ロードショー
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、玉木宏、佐藤浩市、杏、大沢たかおほか
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉、原泰久
原作:原泰久『キングダム』(集英社『週刊ヤングジャンプ』連載)
音楽:やまだ豊
配給:東宝
©︎原泰久/集英社 ©︎2023映画「キングダム」製作委員会
公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/kingdomthemovie
公式Instagram:https://www.instagram.com/kingdom_movie/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる