『犬神家の一族』に古川琴音、金子大地ら出演 NHK BSにて4月22日・29日に放送へ

『犬神家の一族』に古川琴音、金子大地ら

 NHK BSプレミアム/BS4Kにて放送される特別ドラマ『犬神家の一族』の放送日が4月22日、4月29日に決定。あわせて新キャストが発表された。

 これまで幾度となく映像化されてきた、昭和25年に発表された横溝正史の小説『犬神家の一族』を、各90分の前後編でドラマ化。『獄門島』(2016年)、『悪魔が来りて笛を吹く』(2018年)、『八つ墓村』(2019年)に続く、NHK版金田一シリーズ第4弾となる。

 名探偵を演じるのは、前々作・前作に引き続き吉岡秀隆。対する犬神家の創始者の長女・松子を大竹しのぶが演じる。演出は、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を撮り終えたばかりの吉田照幸が担当。脚本は、NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』などを手がけた小林靖子が担当する。

 戦後まもなく、那須湖畔の広大な屋敷で、財界の大物・犬神佐兵衛が他界。そして、戦争によるケガのため不気味なマスクで顔を覆った孫の佐清が復員してくる。だが、勢ぞろいした一同の前で発表された遺言状は、血を分けた一族ではなく他人に遺産を与えるという衝撃的な内容だった。反目し合う松子(大竹しのぶ)ら3人の佐兵衛の娘たち。そして、湖を訪れていた金田一耕助(吉岡秀隆)の前で、佐兵衛の孫たちが謎の死をとげてゆく。果たしてマスクの下の佐清は本物なのか。謎の元日本兵の正体は。三つ家宝に秘められたメッセージとは。

 新たに発表されたキャストとして、古川琴音、金子大地、南果歩、堀内敬子、芹澤興人、野間口徹、皆川猿時、小市慢太郎、倍賞美津子が名を連ねた。

 情報発表にともない、吉岡、大竹、古川よりコメントも寄せられた。

コメント

吉岡秀隆(金田一耕助役)

登場する人物を演じた俳優の皆さんに常に刺激を受けながらの撮影でした。
『犬神家の一族』といえば湖に浮かぶ逆さになった2本の足、おそらく横溝正史先生が執筆中に想像していたであろう景色がそこにありました。
金田一耕助を演じることは古典を知り、新作を作ることなのかもしれませんが、今回も普遍的な愛の話になったこと、それも監督はじめスタッフの人柄があったからこそ出来た作品だと思っております。

大竹しのぶ(犬神松子役)

撮影は1月の寒い岡山県で、連日早朝から深夜までのハードな日々でしたが、現場は常に心地よい緊張感と、やる気と笑顔に溢れていました。
スタッフ、キャスト全員の、良いモノを作るんだという誇らしい気持ちを感じ、何だかデビュー当時の映画作りの現場を思い出しました。
物語は恐ろしく悲しいストーリーなのに、私にとっては楽しく、熱く、忘れられない作品になりました。
みんなの思いがたくさん詰まった素敵な作品です、是非ご覧ください。

古川琴音(野々宮珠世役)

振り返ると、撮影した1カ月間、夢の中にいたような感じでした。撮影場所は岡山の歴史ある建造物の中、その時代の空気が残っているような場所で、『犬神家の一族』の物語をより一層濃く感じましたし、豪華なキャスト・スタッフの中でお芝居出来ているのも夢見心地で、とても光栄でした。作り手によって解釈が様々な物語だと思っていましたが、実際に演じてみて、再発見の多さに物語の懐の深さを改めて感じました。

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■放送情報
『犬神家の一族』
NHK BSプレミアム/BS4Kにて放送
前編:4月22日(土)21:00〜22:30
後編:4月29日(土)21:00〜22:30

出演:吉岡秀隆、古川琴音、金子大地、南果歩、堀内敬子、芹澤興人、野間口徹、皆川猿時、小市慢太郎、倍賞美津子、大竹しのぶ
原作:横溝正史『犬神家の一族』
脚本:小林靖子
演出:吉田照幸
制作統括:樋口俊一(NHK)、西村崇(NHKエンタープライズ)、大谷直哉(ザロック)
写真提供=NHK

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