アンドレア・ライズボローが奇跡のオスカーノミネート 『To Leslie』6月23日日本公開決定

『To Leslie』6月公開決定

 主演を務めたアンドレア・ライズボローが第95回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた映画『To Leslie (原題)』が、『To Leslie トゥ・レスリー』の邦題で6月23日に日本公開されることが決まった。

 本作は、『ベター・コール・ソール』や『13の理由』、『ハウス オブ カード 野望の階段』などのドラマシリーズを手がけてきたマイケル・モリスの長編映画監督デビュー作。

 テキサス州西部に暮らすシングルマザーのレスリーは、宝くじに高額当選するが数年後には酒に使い果たしてしまい、失意のどん底に陥る。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人ナンシーとダッのもとへ向かうが、やはり酒に溺れ呆れられてしまう。そんな中レスリーは、スウィーニーという孤独なモーテル従業員との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばしはじめる。

 レスリー役で主演を務めたライズボローの演技が、グウィネス・パルトロー、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムス、ジェーン・フォンダ、ローラ・ダーンら俳優陣の間で瞬く間に称賛の輪が広がり、ケイト・ウィンスレットは「私の人生で見た中で最も素晴らしい演技のひとつ」と絶賛。また、第95回アカデミー賞で同じく主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットは、全米批評家協会賞の受賞スピーチで恣意的な演技賞で最も見過ごされている演技の一つとしてライズボローを挙げるなど、ハリウッド俳優から熱い支持を受けている。

 昨年10月に北米公開された本作は、単館公開で興行成績も2万7000ドル(約350万円)と規模が小さく、大規模なPRキャンペーンを行う予算もなかったため前哨戦や下馬評ではあまり注目されていなかった。しかし、作品に感銘を受けたハリウッド俳優たちが上映会の開催や、SNSでの投稿など、ライズボローの真に迫る演技を次々と絶賛。旋風が巻き起こったことで、ついにはアカデミー賞主演女優賞へのノミネートを果たし、賞レースに躍り出ることになった。

 共演には、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のアリソン・ジャネイをはじめ、『GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』のマーク・マロン、『フロッグ』のオーウェン・ティーグらが名を連ねている。

■公開情報
『To Leslie トゥ・レスリー』
6月23日(金)角川シネマ有楽町ほかにて全国ロードショー
監督:マイケル・モリス
出演:アンドレア・ライズボロー、マーク・マロン、オーウェン・ティーグ、アリソン・ジャネイ
配給:KADOKAWA
2022/英語/119分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:To Leslie/日本語字幕:松浦美奈
©2022 To Leslie Productions, Inc. All rights reserved

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