阪口周平、マンドーを演じる際のポイントは“ため息” 尾上松也と『マンダロリアン』を語る

『マンダロリアン』阪口周平&尾上松也が語る

 3月1日よりディズニープラスでシーズン3が日米同時配信開始となる『マンダロリアン』の新シーズン開幕記念イベントが2月28日に都内で行われ、歌舞伎界きっての『スター・ウォーズ』ファンである尾上松也と、シーズン1から主人公・マンダロリアン(以下マンドー)の声優を務める阪口周平が登壇した。

 2019年にシーズン1、2020年にシーズン2が配信された、賞金稼ぎ“マンダロリアン”とフォースの力を秘めた子ども“グローグー”の冒険を描く、『スター・ウォーズ』から生まれた実写オリジナルドラマシリーズ『マンダロリアン』。

 新シーズンの開幕を記念して行われた本イベントには、大の『スター・ウォーズ』好きという松也と、マンドーの声優としてファンから支持を得る阪口が登場。グローグーを大事そうに抱えて登場した松也は、「最初に『スター・ウォーズ』から衝撃を受けたのは日曜洋画劇場でした。『エピソード4/新たなる希望』を初めて家族で観た時に“なんだこの作品は!”とそのカッコよさに惹かれて以来、ずっと愛し続けております」と『スター・ウォーズ』との出会いを語り、早速並々ならぬSW愛を炸裂。阪口も「この作品はいい意味で泥臭いんです。ジェダイみたいにスマートではないけれど、マンドーの完璧ではないところが人間らしくて、いいアクセントになっているんです」と、世界中で社会現象を起こしている『マンダロリアン』の魅力を力説した。

尾上松也

 これまでもシリーズを通して孤高の賞金稼ぎマンドーと、そのかわいさから一躍『スター・ウォーズ』の人気キャラクターの仲間入りを果たしたグローグーの親子のような絆が描かれる『マンダロリアン』。ファンの間では、『スター・ウォーズ』イチの絆とも言われるマンドーとグローグーの関係だが、阪口は「最初、演出家からマンドーは常に心が枯渇しているキャラクターのように演じてくれと言われました。でも、グローグーと一緒にいることで、マスクの奥に隠れていた感情が見え隠れするようになって、マンダロリアンとして生きていなかったらどういう人間だったのかということを想像しながら演じるようになりました。マンドーの感情を一番表現しやすいポイントは“ため息”で、マスクの奥ではどんな表情をしているのか、 観ている人に想像してもらえるように意識しています」と演じる際のこだわりを語った。

 松也も「シーズン2の最終話、あの衝撃のサプライズを観終わった時には30分間鳥肌が止まりませんでした。グローグーとマンドーの姿は本当に微笑ましくて、僕がマンドーだったら、常にグローグーとほっぺたをすりすりしていたいですね(笑)。無骨で多くを語らないマンドーがデレデレしている姿には、なんだか泣きそうになります。この作品は、2人の愛情の物語なんです」とコメント。

(左から)阪口周平、尾上松也

 そんなマンドーとグローグーの絆になぞらえ、それぞれの“○○との絆”を聞かれた松也と阪口。阪口は「マンドーグッズとの絆」と、『マンダロリアン』声優らしい答えを回答。松 也は「サボテンとの絆」と意外な回答で会場を沸かせた。

 銀河を舞台に壮大な冒険が描かれる本シリーズには、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーや、アナキン・スカイウォーカーの弟子だったアソーカ・タノ、映画シリーズから登場し人気を誇る賞金稼ぎのボバ・フェットなどレジェンドキャラクターが多数登場し、正史ともクロスオーバーしていく。これまで以上のビッグサプライズも期待される新シーズンだが、大の『スター・ウォーズ』ファンである松也は「ストーリーそのものはもちろん、サプライズに期待ですね! シーズン1、シーズン2と色々なサプライズがあって、ルークの登場という最高のサプライズがありなら、シーズン3はなんでもありですよね。ハン・ソロや若き日のポー・ダメロンなどの登場も期待できますね!」と、新シーズンが重要シーズンになることへの期待を語った。

 そして最後に新シーズンを待ち望むファンに向け、松也からは「シーズン3開幕ということで、僕も皆さんと同じく待ちわびていました。2人の冒険がどうなって、どんなサプライズが待っているのか一緒に楽しみましょう!」とメッセージが贈られ、ファンよりも一足先に新シーズンに触れた阪口からは「子供から大人まで、『スター・ウォーズ』が好きな人も、 まだ観たことがない人も楽しめるシリーズです。それはシーズン3でも確実に変わらないことです」と語り、新シーズン開幕記念イベントは幕を閉じた。

■配信情報
『マンダロリアン』シーズン3
ディズニープラスにて、3月1日(水)より日米同時配信開始
©2023 Lucasfilm Ltd.

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