『女神の教室』天野向日葵役は「カッコつけない」がテーマ 河村花が目指す理想の役者像
ロースクールのリアルな日常や教員と学生たちの成長を描いた、北川景子主演のフジテレビ月9ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』。南沙良、高橋文哉、前田旺志郎、前田拳太郎とともに、青南大学法科大学院、通称“青南ロー”の大学院生を演じているのが、天野向日葵役の河村花だ。初の月9ドラマという大役に挑んだ彼女に、ドラマの反響や北川景子からもらった嬉しい言葉、目指している役者像について話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「魅力ある役として演じられるのかなというプレッシャーが強かった」
ーー『女神の教室』では5人のロースクール生の1人、天野向日葵を演じられていますが、反響などは届いていますか?
河村花(以下、河村):反響はすごく大きいです。放送前の出演が発表されたタイミングでは「月9に出れるなんてすごいね!」みたいな声が多かったんですが、放送開始後は「向日葵ちゃんの気持ちに共感できる」という声がたくさん届いていて、それが一番嬉しい反響でした。これだけ物語や役柄に共感していただけるのは、今回が初めての経験かもしれません。
ーー向日葵は第1話の模擬裁判のシーンからスポットライトが当たる役柄でしたね。
河村:模擬裁判のシーンは、台本をいただいてからずっと悩んでいました。長いシーンでしたし、あんなに1人で喋ったのは人生で初めてで、プレッシャーも大きかったです。ただそれよりも、初めて台本を読んだときから向日葵のことをすごく素敵なキャラクターだと思ったので、自分が魅力ある役として演じられるのかなというプレッシャーが強かったです。
ーー撮影はもう終盤だそうですが、もう慣れてきましたか?
河村:いや、それが全然慣れないんです。現場に行くまでの道のりとかは慣れたんですけど……(笑)。ドラマでメインキャラクターの1人を演じるのも初めてですし、向日葵は話が進んでいくにつれて成長していくキャラクターでもあるので、たぶん最後まで慣れることはないと思います。ただ、いままで知らなかった法律を通して学ぶことがすごくたくさんあって、私自身も勉強になっているので、人としては成長できているのかなと感じています。
ーー今回、役作りとして髪の毛もバッサリ切られたそうですね。
河村:そうなんです。もともと長かったんですけど、今回役のために切りました。20歳を過ぎて、そろそろ大人っぽくしていこうかなと伸ばし始めたところで短くすることになって、また子供っぽくなっちゃいました(笑)。でもこの髪型は自分でも気に入っているので、しばらくこのままかもしれません。
ーー撮影前には役作りのためにロースクールにも行かれたんですよね。
河村:撮影前に皆さんと行かせていただきました。普通の学校とは違う独特な雰囲気で、圧倒されました。あとは台本に書いてある法律用語などは分からないと喋れないので、そういうところは自分でも調べたりするようにしました。
ーー専門用語や長台詞も多いですよね?
河村:セリフに関しては本当に苦戦しました。でも、私のセリフは第4話~第5話くらいまでは、そんなに難しいセリフがなかったんです。第1話の裁判のシーンも、長いセリフはあったものの、難しい言葉があるわけではなかったので。進んでいくうちにどんどん難しい言葉が出てくるようになったので、いろいろ書いて覚えました。
ーーロー生役には同世代のキャストが集まっていますが、現場の雰囲気はどうでしたか?
河村:ドラマの役柄と同じような感じで、お互いのことを支え合い、自分が持っているものをみんなと共有しながら、それぞれがいいものを作ろうという思いでやっています。それは学生役のみんなだけじゃなくて、北川景子さんも山田裕貴さんもそうで。お2人も私たちと近い距離で接してくださるので、本当に良い雰囲気の撮影現場だと思います。