『女神の教室』天野向日葵役は「カッコつけない」がテーマ 河村花が目指す理想の役者像
「毎回代表作を更新していきたい」
ーー北川景子さんは事務所の先輩でもありますよね。何かお芝居に関してアドバイスをもらったりしましたか?
河村:私は他のみんなと比べてもまだまだ新人なので、皆さんからアドバイスをいただいていて。北川さんからは、ドラマの撮影の仕方とか、細かい技術的なことを教えていただきました。あと、北川さんは良いところを褒めてくださるんです。そこがすごく柊木先生に似ているなと思いました。
ーー大先輩から褒めてもらえるのは嬉しいですよね。
河村:そうなんですよ。オンエア後に連絡をくださって、第1話の裁判のシーン、第2話の父親との葛藤のシーンのお芝居が真っ直ぐで良かったと言ってくださって、鳥肌が立ちました。それでさらに頑張ろうと思えましたし、素直に嬉しかったですね。
ーーそういった経験を経て、今後もいろんな作品に出演する機会が増えると思います。河村さんは今後、どのような役者になっていきたいですか?
河村:『女神の教室』の撮影では、「カッコつけない」というのが自分の中でひとつのテーマだったんです。かわいいとかカッコいいと思われるよりも、その役として見てもらえる女優さんになりたいなと思っていて。
ーーなるほど。
河村:昔は、やっぱりかわいいと思われたかったし、そういう言葉が欲しかった部分もあったんですけど、やっていくうちに自分の中で優先順位が変わっていったんですよね。見た目を褒めてもらうよりも、お芝居を通して何かを伝えられる方がカッコいいなと思ったので。そういう考え方になってから、徐々にオーデイションにも受かるようになったんです。なので、これからも「こういう人いるよね」とか「この子、現実にいそう」というような、役に共感してもらえたり、現実とリンクするようなお芝居をしていきたいと思っています。
ーー2018年のデビューから5年の間で大きな変化があったわけですね。
河村:本当に大きな変化ですね。数年前まではオーディションに落ち続けて自己嫌悪に陥ったりすることもありましたが、今回『女神の教室』というチャンスをいただけて、全然前が見えない不安みたいなものはかなり薄れました。もちろんいまでもすべてうまくいくとは思っていませんが、いまやっていることに全力で集中できているというか、この作品のことだけを考えられているので、それはすごく幸せなことだなと思います。これからもひとつひとつのお仕事に全力で取り組んで、毎回代表作を更新していきたいと思っています。
■放送情報
『女神の教室~リーガル青春白書~』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:北川景子、山田裕貴、南沙良、高橋文哉、前田旺志郎、前田拳太郎、河村花、佐藤仁美、宮野真守、小堺一機、尾上松也、及川光博
脚本:大北はるか、神田優
プロデュース:野田悠介
演出:澤田鎌作、谷村政樹
音楽:武部聡志
主題歌:Vaundy「まぶた」(SDR)
法律監修:水野智幸(法政大学大学院法務研究科)
制作・著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
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