朝ドラ『ブギウギ』第2弾キャストに藤間爽子、岡部たかしら 水上恒司が趣里の最愛の人に

『ブギウギ』趣里の最愛の人役に水上恒司

 趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説第109作目『ブギウギ』の第2弾キャストが発表された。

 2023年度後期、NHK大阪が製作を務める本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語。

 ヒロイン・鈴子(趣里)は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ。本作にはこれまでの朝ドラにはないほどの歌と踊りが出てくるという。

 第2弾キャストとして発表されたのは、ヒロイン・趣里が演じる花田鈴子の最愛の人と、大阪編の鈴子を取り巻く人物を演じる13名。

 鈴子の最愛の人・村山愛助を演じるのは、連続テレビ小説初出演となる水上恒司。愛助は、大阪にある日本随一の演芸会社・村山興業の御曹司で、鈴子の大ファンだったが、やがてお互いに引かれ合っていく。さまざまな逆境を二人で乗り越え、鈴子の人生に大きな影響を与える運命の相手となる。

 鈴子の幼なじみ・タイ子を演じるのは、『ひよっこ』『ちむどんどん』に続き3度目の朝ドラ出演となる藤間爽子。タイ子は大阪・福島の芸者の娘で、鈴子とは同じ小学校に通っていた。転校してきた鈴子に最初に話しかけ、それ以来、一番の仲良しだ。

 また、鈴子の実家である銭湯「はな湯」の人々として、銭湯の常連客・易者役でなだぎ武、銭湯の常連客・アホのおっちゃん役で岡部たかし、銭湯の釜炊き・ゴンベエ役で宇野祥平、鈴子の弟・花田六郎役でオーディションで選ばれた黒崎煌代、銭湯の常連客・アサ役で楠見薫、銭湯の常連客・熱々先生役で妹尾和夫の出演が決定。

 さらに、梅丸少女歌劇団(USK)と道頓堀の人々として、歌劇団の音楽部長・林役に橋本じゅん、歌劇団の専属ピアニスト・股野義夫役に森永悠希、洋食屋の配膳係・ハット役に福徳秀介(ジャルジャル)、洋食屋の料理人・コック役に後藤淳平(ジャルジャル)、そして梅丸の社長・大熊役に升毅が名を連ねた。

 水上のほか、黒崎、妹尾、ジャルジャルの福徳と後藤は連続テレビ小説初出演となる。

コメント

趣里(花田鈴子役)

(新たな出演者決定を受けて)
私が幼い頃から拝見し楽しませていただいている方々、揺るぎのない経験と活躍を重ねていらっしゃる俳優の皆様とのお芝居で、泣いたり笑ったり、歌ったり踊ったり、当時のエネルギッシュな空気を一緒に生み出していける撮影の日々が待ち遠しいです。
愛助役の水上さんとは初めての共演ですが、まっすぐな瞳の中にあるあたたかさが印象的で、ご一緒できること、とてもうれしく思います。
鈴子の人生の中で唯一無二の大切な存在として、制作現場を共に乗り越える仲間として丁寧にコミュニケーションを重ねながら2人の物語の温もりを伝えていきたいです。

水上恒司(鈴子の最愛の人・村山愛助役)※連続テレビ小説初出演

『ブギウギ』を楽しみにお待ちの皆様、お初にお目にかかります。
この度、村山愛助役を授かりました水上恒司と申します。
村山愛助を演じられるのは世界で私だけである自覚を持って
趣里さん演じる花田鈴子と世界で1番ブギウギな音を奏でていきます。
『ブギウギ』もうしばらくお待ちくださいませ!!

藤間爽子(鈴子の幼なじみ・タイ子役)

鈴子の幼馴なじみで親友のタイ子役で出演させて頂くことになりました。
オーディションを受けた時からビビッと根拠もない自信があり「必ずこの作品に携わりたい!」と願っていたので、出演が決まった時は本当にうれしかったです。
タイ子は鈴子とは正反対で引っ込み思案な性格ですが、実はとても芯の通った強い女性。また、家庭環境が少し複雑という背景もあります。
戦後を生き抜いてきた、たくましい女性たちの姿を、力強く描いていきたいです。どうぞ楽しみにいてください。

なだぎ武(銭湯の常連客・易者役)

念願の朝ドラレギュラー。母親に伝えたら、拍手して喜んでくれた。これで一つ親孝行が出来た気持ちです。
『この人に占ってもらっても、もらわなくてもええけど、毎朝顔は見たくなる 人やな〜』くらいの憎めない愛嬌のある易者を演じられたらと思っております。
皆さんとその瞬間瞬間の空気を楽しみながら撮影に挑めればと。アドリブも隙あらば狙ってます(笑)

岡部たかし(銭湯の常連客・アホのおっちゃん役)

アホのおっちゃん役をやらせていただきます岡部です。
僕も関西で幼少期を過ごしたのでまわりにはあほのおっちゃんがふつうにいました。あほのおっちゃんはあほなんですがおもしろいし人懐っこかったのを覚えています。アホノオッチャン。呟くとノスタルジックな気持ちになり縦笛で「故郷」なんかを奏でたくなります。波乱万丈なスズ子の人生にも優しく温かい記憶として残るようなあほのおっちゃんにしたいと思います。
よろしくおねがいします。

宇野祥平(銭湯の釜炊き・ゴンベエ役)

この度は、初めて大阪局制作の連続テレビ小説『ブギウギ』に参加できる事、しかも脚本は足立紳さんだという事がとてもうれしく、大変光栄に思います。僕が演じるゴンベエは、一言でいうと謎の人です。今後、謎の部分が明らかになるのかどうか、僕にはわからないのですが、「謎」というのが、誰しもが持っている知られていない昔の事だとしたら、とても普遍的なものだとも思います。
ゴンベエも皆様に、何処かこういう人いたなあと思われるような身近な人間に感じていただくことが出来たら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

黒崎煌代(鈴子の弟・花田六郎役)※連続テレビ小説初出演

花田六郎を演じられることを光栄に思います。そうそうたる方々に囲まれながら朝ドラに関わらせていただくというのは、幸せ極まりない一方、身の引き締まり方が極限に達しそうです。
六郎は動物が大好きで、ピュアで真っ直ぐな心を持つヒロインの弟です。六郎として愛と笑いにあふれる温かい家族の一員になれることに深く感謝し、皆様とワクワクを共有できるよう努めてまいります! よろしくお願いいたします!

楠見薫(銭湯の常連客・アサ役)

個性炸さく裂の銭湯常連メンバーに入れていただき、期待でワクワクが止まりま せん!ヒロイン鈴子のご近所さんとしてにぎやかに、毎朝元気をお届け出来 るよう頑張ります!
朝ドラに10回目の出演で、本当に光栄でうれしく思います。今回も、楽しい 作品になるように心を込めて演じたいと思います!

妹尾和夫(銭湯の常連客・熱々先生役)※連続テレビ小説初出演

子供の頃(昭和30年前後)、私自身、近所のおっちゃん、おばちゃんには大変お世話になりました。そして町のお医者さんには何度も助けてもらいました。高熱を出した時、はしかの時、おたふく風邪の時、ぜんそくのひどかった 時、大怪我をした時~など。
『ブギウギ』では、町のお医者さん 熱々先生役です。がんばります!

橋本じゅん(歌劇団の音楽部長・林役)

関西が舞台の朝ドラ!
もう首が大気圏を突き抜けて果てしない宇宙を眺めるくらい途方に暮れるような思いでオファーをお待ちしておりました!
いただいた林部長さんは、とても人がお好きな方のよう。好き過ぎてお喋りも大好きなとても義理人情厚く、苦をいとわず信念と笑顔と共に泥臭い時代を軽やかに走り抜けた、それもいつも誰かと並走した人間味そのものな方とお見受けしております。まだまだ台本を読み込んで林さんや皆さんと出会い続けてる今、ブギウギの世界にワクワクウキウキしております!!

森永悠希(歌劇団の専属ピアニスト・股野義夫役)

股野義夫を演じさせていただきます。森永悠希です。大阪放送局制作の朝ドラに、こうしてまた出演することができて、うれしく思っています。
今回はピアノを弾かなければいけないので・・・(笑)今からドキドキしていますが、作品に少しでも花を添えられるように、そして見てくださっている皆様がよい一日を過ごせますよう、頑張って参りたいと思います! よろしくお願いいたします!

福徳秀介(ジャルジャル)(洋食屋の配膳係・ハット役)※連続テレビ小説初出演

10年以上前、〈コントの演技〉と〈ドラマの演技〉の違いについて聞かれた際、「一緒ですね」と答えて、井筒監督に怒られたことがあります。
もちろん怒られただけではなく、違いについて、ご教授いただきました。
今回はそれを存分に発揮し、少しでも力になれたらな、と思っております!
よろしくお願いいたします!

後藤淳平(ジャルジャル)(洋食屋の料理人・コック役)※連続テレビ小説初出演

小学生の頃、ギリギリまで朝ドラを見てから学校に行っていたぐらい生っ粋の連続テレビ小説ファンなので、とても光栄です。
コンビで出させてもらうので「ジャルジャル」がコントをしている風に見えないよう、しっかりと物語に入り込みたいと思っています。
よろしくお願いいたします!!

升毅(梅丸の社長・大熊役)

連続テレビ小説の出演は1982年の『よーいドン』から、今回9作目となる『ブギウギ』となります。しかも私自身の記憶にも残る実在の人物、笠置シヅ 子さんの物語。
幼い頃にその歌声も聴き、画面で弾けるそのお姿も拝見。
さらに、私の父が服部良一先生と親交があった事など。
これまでとは違ったズキズキ・ワクワクを感じます。
この大熊
顔には出さず
背中で泣いて…
鈴子のスタートダッシュを後押しさせて頂きます!

制作統括・福岡利武(起用にあたって)

個性豊かな方々を新たに迎えることができ、さらにウキウキ・ワクワクしています。
鈴子の人生に最も大きな影響を与えた最愛の人・村山愛助。ともに激動の人生を歩み、やがては、鈴子がブギの女王となり「東京ブギウギ」を歌っていくことへの影響を与えます。水上恒司さんは、『青天を衝け』でご一緒し、難しい役どころを見事に演じていただきました。今回も激動の愛助の人生をみずみずしく心情表現豊かに描き出してくれると思います。
鈴子の幼なじみタイ子の藤間爽子さんは、おとなしい中にある芯の強さを表現していただけると思いお声かけしました。芸者の娘の役として、日本舞踊のシーンにも期待しています。
鈴子の実家の銭湯「はな湯」は、みな関西出身のユニークな方々です。なだぎさんは、関西ならではの笑いや間をキ ャラクターに入れてくれると思います。岡部さんと宇野さんの役はどちらも謎の多い、でも、関西の色がとても濃い役です。芝居巧者のお二人がどう演じてくれるのか楽しみです。楠見さんは朝ドラ10回目の大阪の朝ドラには欠かせない方。楠見さんの新しい大阪のおばちゃんキャラに期待です。妹尾さんは長年ラジオパーソナリティとして活躍され大阪では知らない人がいないほどの方です。大阪の味のある芝居を見せてくれると思います。
鈴子の弟・六郎はオーディションで決定しました。300人以上の方に参加いただいた中で、黒崎煌代さんの持つピュアな雰囲気に引かれました。マイペースだけど優しい鈴子の弟になると思います。
鈴子が入団する梅丸少女歌劇団(USK)の音楽部長は、橋本じゅんさん。豪快で涙もろく情に厚い男にピッタリだと思いました。専属ピアニストの森永悠希さんは芝居はもちろん、ピアノを弾くシーンにも注目です。鈴子たちがよく訪れる道頓堀の洋食屋は、ジャルジャルのお二人。二人の絶妙な掛け合いがドラマをより面白くしてくれると思います。升毅さんは、梅丸少女歌劇団の親会社、梅丸の社長です。社長として厳しい姿勢を見せる裏にある愛情をすてきに演じてくれること間違いありません。
秋からの放送を楽しみにお待ち下さい!

■放送情報
2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合にて、2023年秋放送開始予定
出演:趣里、水上恒司、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
作:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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