『ハマ蹴り』紘一といつかの甘酸っぱい関係 Kis-My-Ft2「Lemon Pie」の歌詞とリンク

『ハマ蹴り』紘一といつかの甘酸っぱい関係

 いっそ、見つめ合って、抱き合って、「好きだ」と言えばいいのに。『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)第4話は、Kis-My-Ft2が歌う主題歌「Lemon Pie」の歌詞とリンクする甘酸っぱさを感じた回だった。

 紘一(藤ヶ谷太輔)といつか(関水渚)を見ていると、思春期の男女っぽいなぁと思う。好きなのに素直になれなかったり、逆に嫌われるような態度を取ってしまったり。 

 熱を出したいつかの看病をしている時も、どうして喧嘩腰になってしまうのだろう。「ビジネスマンにとって、体調管理も仕事のうちだ。休む人間がいることで、組織の生産性が落ち、損害も出る」なんて、言わなくてもいいのに。そんなことを言いながら、いつかが食べられそうなものを買いに走っていたくせに。まったく、紘一は本当に素直じゃない。

 対して、大人な対応を見せているのが、いつかの“コミュ力最強同期”こと香取(京本大我)だ。彼は、とにかく優しい。どんな時でもレディーファーストで、照れ臭くなるような甘い言葉もかけてくれる。こんな人と一緒にいたら、幸せなんだろうな。いつかもきっと、そう思っているはずだ。

 だけど、どうしても好きになれない人っている。欠点はひとつもない。自分のことを精一杯愛してくれる。でも、どんなに好きになる努力をしても、好きになることができない。そんなもどかしくて切ない恋を経験したことがある人も、なかにはいるだろう。

 その一方で、どうしても好きになってしまう人というのも存在するのだ。一緒にいるとイライラするし、嫌なところばかりが目につく。それでも、どんなことがあっても引き合ってしまう磁石のように、離れることができない。その人に何かあったら、全力で救いたいと思ってしまう。いつかにとって紘一は、そんな存在なのだと思う。

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