『舞いあがれ!』八木莉可子ら新キャスト発表 駿河太郎が「なにわバードマン」伝説のOBに
毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の新キャスト5名が発表された。
今回発表されたキャストは、舞が東大阪で新たに出会う人々。重工業の国内トップクラスである「菱崎重工」の重役・荒金正人を演じるのは鶴見辰吾。浩太(高橋克典)と長崎の職場で一緒に働いていた過去を持つ。貴司(赤楚衛二)の短歌に出会い心を打たれ、デラシネを探し出して貴司に会いに来る女性・秋月史子役には八木莉可子が抜擢。八木は本作が朝ドラ初出演となる。中堅出版社のうさんくさい短歌担当編集者・リュー北條役には川島潤哉が決定。貴司の才能を出版の売り上げに生かそうと、貴司に難題を注文して不安にさせる。
東大阪市の町おこしを担当する職員・安川龍平を演じるのは駿河太郎。舞が大学時代に在籍した人力飛行機サークル「なにわバードマン」の伝説のOBだ。東大阪で板金加工を専門とする工場の女性社長・我妻花江役を久保田磨希が担当。ものづくりへの情熱にあふれた人物で、舞とも関わるようになっていく。
発表されたキャスト5名からはコメントも寄せられている。
コメント
鶴見辰吾(荒金正人役)
福原遥さんは、まっすぐに吸い込まれるような瞳で岩倉舞を演じます。それに引き込まれて、周りの多くの人たちが彼女を応援してしまう。私の役もそのひとりです。舞の父、浩太の元同僚の荒金を演じます。浩太を演じる高橋克典さんは、幾度となく共演してきた同い年の信頼できる俳優仲間です。おかげで、本当に克典さんのお嬢さんに接しているような感覚で演じられます。それは、この年齢まで俳優を続けてきたからこそ味わえるおもしろさだと感じています。
八木莉可子(秋月史子役)
朝ドラに出させていただくのは初めてで、本当に緊張していたのですが、福原遥さんをはじめ、『舞いあがれ!』チームの皆さんが本当に優しく、あったかく迎えてくださり、胸がいっぱいの気持ちでクランクインさせていただきました。自分自身、普段短歌を詠んだりするので、滋賀県出身な事も含め、史子とは共通点が多くうれしかったです。芯の強さとピュアさを兼ね備えた史子を、どうかみなさまにも愛していただけたらすごくうれしいな、と感じています。
川島潤哉(リュー北條役)
朝ドラに関わらせていただくたびに、一日わずか15分というお話が少しずつ紡がれながら一つの大きな作品になり、またそうした作品が何十年にもわたって連綿と作られ続けているというすごみをひしひしと感じます。このビジュアルと、「リュー北條」なる役名を冠した私が何を言ってももはや、とは思いますが、そんな怪しげな彼が物語の後半にどんな影響を与えるのかを楽しみながら、演じられればと考えております。
駿河太郎(安川龍平役)
大阪放送局の朝ドラは『カーネーション』以来だったので、懐かしのメンバーにもお会いでき楽しく撮影させてもらいました。安川は舞の所属していた「なにわバードマン」伝説の先輩であり、人力飛行機を設計したことを誇りに思っている人物。どんなカッコいい人がやるのかと思っていたら、まさかの僕でした。いい意味で皆さんの期待を裏切れればと思います。東大阪をよくしていこうという情熱が画面を通して伝わればうれしいです。
久保田磨希(我妻花江役)
「この人とやったら、なんかおもろいことができそう」。我妻が舞ちゃんに感じた第一印象です。私もそんな人間になりたいなと、今回の台本を読んで心からそう思いました。大阪で芝居を始めた私はいろんなことを大阪で学びました。その時にご一緒していたスタッフの方たちとも再びまた一緒に物語を作れる「朝ドラ」への出演は本当にうれしくて、真摯に芝居に向き合っているごほうびだと思っています。どっぷり東大阪の人間になります。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK