『ファーザー』監督とヒュー・ジャックマンがタッグ 『The Son/息子』3月17日公開決定

ヒュー・ジャックマン『The Son』日本公開

 『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督最新作『The Son(原題)』が、『The Son/息子』の邦題で3月17日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが決定した。

 前作『ファーザー』でアカデミー賞2部門を受賞したゼレール監督の長編第2作となる本作は、自身の戯曲『Le Fils 息子』を原作にした、『ファーザー』に続く家族3部作の第2部となる。

 主演で製作総指揮のジャックマンをはじめ、『ブルーベルベット』のローラ・ダーン、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のヴァネッサ・カービー、ゼン・マクグラス、そして『ファーザー』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたアンソニー・ホプキンスがキャストに名を連ねる。第80回ゴールデングローブ賞ではジャックマンが主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされている。

 優秀な弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)は新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラス(ゼン・マクグラス)が、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだ。ピーターは息子を受け入れ生活を始めるが……。

 ゼレール監督は本作を製作・公開するにあたり「この物語を伝えたいという思いがあまりにも強く、他の映画のことは全く頭になかった。『The Son/息子』の登場人物の人生を描きたいと思った主な理由には、心の問題を抱えている人が多くいることがある。そして、この問題には必ずといっていいほど、恥、罪悪感、無知が伴う。しかし、そのような感情やレッテルは、重要な会話の妨げとなってしまう。この映画が、心の病に関する様々な対話のきっかけとなることを期待する」とコメントしている。

 また、主演のジャックマンは「多くの人々が、自殺、うつ病、不安症の問題に悩んでいる。その原因は、少し話し合っただけで分かるほど単純ではないが、話すことが重要なんだ。話題に出すべきなんだ。『The Son/息子』のような映画は、会話を始める重要なきっかけになると思う。僕は、このテーマをここまで知的に、美しく、そしてはっきりと描き出しているこの作品に参加できて、誇らしい気持ちだ」と胸を張る。

 あわせて公開された場面写真には、幼いニコラスをピーターが嬉しそうに抱き上げる様子や、仲睦まじく語り合う家族の風景、そしてスーツ姿のピーターが神妙な面持ちで電話する様子が切り取られている。

■公開情報
『The Son/息子』
3月17日(金)より、TOHO シネマズ シャンテほかにて全国ロードショー
出演:ヒュー・ジャックマン、ローラ・ダーン、ヴァネッサ・カービー、ゼン・マクグラス、アンソニー・ホプキンス
監督・脚本・原作戯曲・製作:フロリアン・ゼレール
共同脚本:クリストファー・ハンプトン
製作総指揮:ヒュー・ジャックマン
撮影:ベン・スミサード
美術デザイン:サイモン・ボウルズ
衣装デザイン:リサ・ダンカン
編集:ヨルゴス・ランプリモス
音楽:ハンス・ジマー
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2022年/イギリス・フランス合作/英語/カラー/スコープサイズ/123分/字幕翻訳:岩辺いずみ/映倫:G
©THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.
公式Twitter:https://twitter.com/TheSon_jp

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