かまいたち山内健司が『ガンニバル』を絶賛 こがけんらのコメントも
柳楽優弥が主演を務めるディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ『ガンニバル』。かまいたち山内健司によるコメント映像が公開された。
本作は、累計発行部数210万部を超える二宮正明の同名コミックをディズニープラス「スター」日本発オリジナルシリーズとして実写ドラマ化したサイコスリラー。『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三が監督を務めたほか、『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允が脚本を手がけ、プロデューサーに『闇金ウシジマくん』シリーズの岩倉達哉、『ドライブ・マイ・カー』の山本晃久らが集結した。
公開されたのは、本作の原作コミックの大ファンである、かまいたちの山内が本作の魅力を語るコメント映像。普段、攻めた設定の漫画が好きでよく読んでいるという山内は、本作との出会いについて、“パンチの効きまくった表紙に惹かれた”と明かした。その後、本作がディズニープラスで実写化されると聞いた際は、「ディズニープラスで? 何かの間違いじゃないかなと思った」と語る。「あの原作の感じで行くとちょっとパンチ効きすぎてんちゃうかなって。ドラマ化とかする際には厳しいだろうなって読みながら思ってた。それをドラマ化するというのでビックリしました。しかも、ドラマ化の先がディズニープラスというので一番ビックリしました」と、本作で描かれる戦慄の世界は実写化が難しいと感じており、しかもそれがディズニープラスで独占配信というギャップに驚いたようだ。
そのため映像化された『ガンニバル』を鑑賞する前は、「だいぶ薄めないと無理なんじゃないかなというぐらいすごい漫画なんで。それをどうするのかなという、ちょっと心配しました」と実写化への不安を感じていたという。ただ、実際に鑑賞してみると、「全然薄めてないやんっていう、めちゃくちゃ原作に忠実というか、マンガと比べても遜色ないぐらい、ハラハラドキドキのパンチの効いたドラマになってました」と、原作コミックの魅力を再現する完成度の高さに驚きを隠せなかったとコメント。
キャスティングについても、主演の柳楽について「柳楽さんの優しい面も見せれるんだけど、そういう人が不意に見せる鋭い眼光というか、それはもう柳楽さんにしかできない部分だろうなって。だから僕に阿川役は来なかったんだろうなっていう」と彼が見せる演技の振り幅を絶賛しつつも、「後藤家だったらもしかしたら入れてたかもしれないですね」と自身も本作へ出演したいと願望を語った。
また、「脇を固めるさぶ役の中村梅雀さんとか、後藤銀役の倍賞(美津子)さんとかピッタリやんっていうとこがまず面白いですし。本当にめちゃくちゃ豪華なキャスティングがマジで『ガンニバル』にかけてるなって意気込みがひしひしと伝わってきました」と、メインキャストだけでなく脇を固める人たちへのこだわりなど制作陣の本気度が伝わってきたと語る。最後に、原作ファンとしてこの実写化された本作について、「ファンの方もたくさんいる、すごい尖りまくったマンガだと思うので。ファンの人も納得するぐらい原作に忠実で原作を超えるんじゃないかぐらいのクオリティになっている」と、原作ファンの想像を超える作品になっていると言い、「センセーショナルすぎるドラマが始まったなと思います」という言葉で締めくくった。
また、山内だけでなく、本作を鑑賞した吉本の芸人たちからも感想が到着。ダイノジ大谷ノブ彦は「世界戦ですね。ワクワクするに決まってる。これを観られることを待ってました。2023年は『ガンニバル』を観た年だと後々思い出すでしょう」と絶賛。こがけんは、「胸がざわつく序盤から、テンポの良いスピーディーな展開に引き込まれたと思ったら、ゴア表現を厭わぬ力強いビジュアルに心を鷲掴みにされ、気づけば虜に!」と一瞬で作品に引き込まれたと語った。さらに、おかずクラブのゆいPは「細部に渡って阿川の危うい感じを演じ切っている柳楽優弥さんに感動しました!供花村の後藤家の面々、村人達、家族、警察、全ての登場人物の鬼気迫る演技が物語の没入間に拍車をかけます」とキャストたちの怪演とも呼べる演技に圧倒されたようだ。
コメント
かまいたち山内健司
尖りまくってて今まで見たことない漫画原作がディズニープラスで実写ドラマ化!?
絶対薄めないと成立しないと心配したけど、漫画と同じくパンチ効きすぎてて全然薄めてないやん!!
ファンの人も納得、原作を超えるクオリティでセンセーショナルすぎるドラマがはじまった。
拍手喝采!
ダイノジ大谷ノブ彦
ディズニープラスで作られた日本作品。
世界戦ですね。ワクワクするに決まってる。これを観られることを待ってました。
そもそもA24の『ミッドサマー』や韓国の『哭声/コクソン』を観た時、こういう閉ざされた空間、宗教や民間伝承や因習や風習によって
特異に作られたルールが鍵となるヴィレッジサイコホラーって日本こそ世界レベルの作品の可能性あるよなぁと思ってた。
昨年の傑作『さがす』の片山慎三監督の演出とカメラワークが素晴らしい。俯瞰的に捉えた日本の美しい田舎の風景からすぐに展開さ
れるノイズを感じさせる村人達の描写。粗暴な後藤家の面々。不穏と違和感しか感じない村の中で、少しずつ狂っていく主人公。いや、
もしかしたらこの主人公こそ最初からおかしかったのか?
柳楽君は本当に上手い役者ですね。彼を観てるともう誰がまともなのかわからない。配役も素晴らしかった。
監督、脚本、役者、完璧やと思いました。
日本が持ってる、じかに見たことないのに、なぜか記憶の片隅にある不気味な閉ざされた村社会を、作品の中で堪能させてもらいまし
た。
いやこえぇわ。ぼっけえきゃうてえ。2023 年は『ガンニバル』を観た年だと後々思い出すでしょう。
こがけん
胸がざわつく序盤から、テンポの良いスピーディーな展開に引き込まれたと思ったら、ゴア表現を厭わぬ力強いビジュアルに心を鷲掴みにされ、気づけば虜に!
不運な駐在員が赴任先のイカれた集落で一方的に酷い目に遭うホラーなのかと思いきや、オーマイガー……。
どうやら、駐在員も何かがおかしい……。本作が単純なサバイバルホラーではないことを予感させるような、彼から滲み出る狂気に思わず
ニヤニヤ。
異なる倫理観のぶつかり合い、ルール VS ルール。
このまま最終話のその日まで、胸をざわつかせ続けて欲しい!
おかずクラブゆいP
阿川はいつもああやってひとを殴るんだ……
あそこでスイッチが入るんだ……
細部に渡って阿川の危うい感じを演じ切っている柳楽優弥さんに感動しました!
供花村の後藤家の面々、村人達、家族、警察、全ての登場人物の鬼気迫る演技が物語の没入間に拍車をかけます。
後藤家の謎は明かされるのか……
漫画を読んだことがある方、まだガンニバルを知らない方、全ての方に極上の恐怖と緊迫感を!
■配信情報
『ガンニバル』
ディズニープラス「スター」にて独占配信中
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、北香那、杉田雷麟、志水心音、中村祐太郎、吉原光夫、六角精児、酒向芳、中村梅雀、倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、川井隼人
脚本:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、岩倉達哉
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