清原果耶に騙された! 『城塚翡翠』最終話に待ち受けていたシリーズ最大の仕掛け
身内の真でさえ騙されてしまう感じは、まさに『コンフィデンスマンJP』のような爽快感。だが、きっと真は悲しかったはずだ。翡翠も、一番相談したい相手に隠さなければならないのは、つらかったにちがいない。
拗ねる真に、「ごめんなさい」とつぶやく翡翠。ダー子(長澤まさみ)にプンスカしながらも、結局はついていってあげるボクちゃん(東出昌大)とリンクして見えて、なんだか愛おしくなった。立場はちがうけれど、やり手の主人公には、心許せる相棒が必要なのだ。
ただ、翡翠は探偵をやっている理由を、いまだ真に明かしていない。
「いつか、あんたのこと私にも教えて」
「はい、いつか必ず」
その“いつか”が来たら、私たちはまた『城塚翡翠』シリーズの繊細に作り込まれた世界観に触れることができるのだろうか。“いつか”また、狂おしくも愛おしい登場人物たちに出会えることを願って。
■配信情報
『invert 城塚翡翠 倒叙集』
Huluにて配信中
出演:清原果耶、小芝風花、田中道子、須賀健太、及川光博
原作:相沢沙呼『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』(講談社)
脚本:佐藤友治
脚本協力:相沢沙呼
演出:南雲聖一、菅原伸太郎、伊藤彰記
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
統轄プロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:古林茉莉、柳内久仁子(AX-ON)
協力プロデューサー:藤村直人
音楽:Justin Frieden
主題歌:「妖」福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
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