ベルギーの闇3部作の最後を飾る『依存魔』2023年1月27日公開決定　日本版ポスターも

　映画『Adoration（原題）』が『依存魔』の邦題で、2023年1月27日より公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。

　本作は、豚の咆哮とともに人間の異常な愛と狂気を寓話的に描いた『変態村』、実在した変態連続殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの関係性に着目し強烈な愛の形を描いた『地獄愛』に続く、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督による愛の物語。これまでの作風から一転、美しい自然の風景とともに、孤独な10代の少年少女の絶対的な愛が瑞々しく描かれる。

　『変態村』『地獄愛』に続く“ベルギーの闇3部作”の最後を飾る作品となる。いずれの作品も、ベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気の愛が描かれる。なぜか必ず“グロリア”というキャラクターが登場し、ローラン・リュカがどこかに出演しているという共通項がある。また、3作全てにおいてアメリカ映画からの影響が見られ、『変態村』ではトビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』、『地獄愛』はレナード・カッスル監督の『ハネムー ン・キラーズ』、そして本作『依存魔』はテレンス・マリック監督のデビュー作『地獄の逃避行』からインスピレーションを受けているとされている。

　主人公・ポール役は、『ジュリアン』で天才子役誕生と注目されたトーマス・ジオリア。少女グロリア役を、『ハッピーエンド』に出演して注目を集めたファンティーヌ・アルデンが演じる。

　公開された日本版ポスタービジュアルには、森を背景に少年ポールと血まみれ状態の少女グロリアが佇んでいる姿が切り取れている。

■公開情報
『依存魔』
2023年1月27日（金）シネマート新宿ほか全国順次公開
監督・脚本：ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
出演：トーマス・ジオリア、ファンティーヌ・アルデン、ブノワ・ポールブールド、ローラン・リュカ
2019／ベルギー、フランス／フランス語・オランダ語／スコープ／カラー／5.1ch／98分／原題：Adoration
配給：キングレコード
©PANIQUE 2019 - SCOPE - RTBF - FWB - THE JOKERS FILMS - SAVAGE FILM
公式サイト：izonma.jp