『相棒』右京の“怒りスイッチ”はどんなときに入るのか 過去シリーズのエピソードを振り返る

『相棒』右京の“怒りスイッチ”に注目

 一方で、自身の捜査に口を出されることも嫌いなよう。『season21』の第1話でも登場した社美彌子(仲間由紀恵)と娘の関係が描かれた『season15』(2016年)内エピソードでは、当時の相棒だった亘(反町隆史)に自身の捜査を非難され、「想像が及ばないのであれば……黙っていろ!」と怒鳴ってしまったこともある。現在の相棒である亀山は、そういう右京の性格を熟知しているためか、右京のことを振り回しながらも今のところ、仲間割れのような状態になったことはないのが幸いである。

 右京が怒る時のもう一つの特徴は、顔が震えることだ。人が怒りを抑えて冷静でありたい時、手が震えることがあるが、右京の場合は、どうも顔が震えてしまうようだ。その動きはすでに『season1』の頃から見られている。

 予告からの様子で、第7話では右京の”怒りスイッチ”がオンになってしまうようだ。20年前の事件と現在の事件の関係性と展開もさることながら、右京自身の表情変化にも注目していきたい。

■放送情報
『相棒 season21』
テレビ朝日系にて、毎週水曜21:00~21:54放送
出演:水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔
チーフプロデューサー:佐藤凉一
プロデューサー:高野渉、西平敦郎、土田真通
脚本:輿水泰弘ほか
監督:橋本一ほか
音楽:池頼広
制作:テレビ朝日、東映
©テレビ朝日・東映
公式Twitter:@AibouNow

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