岡田将生が語る、世界の舞台を経て意識した作品作り 「互いをリスペクトし合える環境に」

『ザ・トラベルナース』岡田将生の“信念”

嘘なく自分をさらけ出しながら

ーー中井さんとは映画『プリンセス トヨトミ』以来、約10年ぶりの共演になります。

岡田:10年以上前にお仕事させてもらったときは、あまり深いお芝居のセッションがなかったので、もうちょっと貴一さんとお芝居できるように頑張ろうと思っていたんです。こうやって時を経て、まさかコンビでガッツリご一緒できると思っていなかったので、それだけで純粋に嬉しくて。嘘なく自分をさらけ出しながら貴一さんとドラマを作っていくことが今回は自分の中では正解なのかなと思っていたので、より深くお芝居の部分でもお話しさせていただいています。僕も作品とはちゃんと向き合っているつもりなんですけど、その何倍も貴一さんが深く考えて向き合っている姿をずっと見てきて、勉強させてもらっています。貴一さんも僕を立ててくれて「お前がやりたいようにやりなさい、全力で守ってあげる」という言葉もくださったので、全力でぶつかっています。

ーー今回の中井さんとの共演は、これまでの俳優生活で何か変わりそうな予感はしますか?

岡田:変わると思います。正確に気付くのは3年後か10年後なのかもしれないですけど、芝居も人間力も含めて40、50代になってもずっと仕事ができるような俳優とはこういう方であるということを貴一さんから今回教えてもらった気がするんです。“このドラマが自分にとってキーとなる作品だったな”って思うんだろうなと感じています。

授賞式で感じたこと

ーー2022年は『ドライブ・マイ・カー』で第94回アカデミー賞の授賞式に参加されていましたが、当時の感想を伺ってもいいですか。

岡田:なかなか行ける場所ではないですし、本当に良い経験をさせてもらえて、監督とプロデューサーをはじめ皆さんに感謝してます。こんなに華やかな場所があるんだなって驚きました。授賞式で1番感じたのは、どの部署もどの方々もお互いにリスペクトしあっている姿がすごく見えてとても素敵だなと思えましたし、僕もそういう人間になりたいなと思いました。

ーー『ドライブ・マイ・カー』のアカデミー賞国際長編映画賞受賞の経験を通して、これからの作品づくりや表現において考えたことはありますか?

岡田:自分がやる作品や手が届くところでは、お互いをリスペクトし合いながら、良い環境で、良い仕事をしていきたいなと考えています。『ザ・トラベルナース』の現場もそうで、皆さんがやりやすい環境を作りたいというのもありますし、すごく意識的に自分自身も変えていかなきゃいけないなと思っています。

■放送情報
『ザ・トラベルナース』
テレビ朝日系にて、10月20日(木)スタート 毎週木曜21:00~21:54放送
※初回は10分拡大スペシャル
出演:岡田将生、中井貴一、菜々緒、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、宮本茉由、野呂佳代、池谷のぶえ、吉田ウーロン太、前原瑞樹、柳葉敏郎、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健ほか
ナレーション:遠藤憲一
脚本:中園ミホ
音楽:沢田完
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:峰島あゆみ、大垣一穂、山田勇人、多湖亮太
演出:金井紘、片山修、山田勇人
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
©テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse/

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https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
11月3日(木・祝)

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