『アムステルダム』日本版声優に高橋広樹、三石琴乃、田村真、佐々木勝彦、三上哲ら決定
10月28日公開のデヴィッド・O・ラッセル監督最新作『アムステルダム』の日本版声優を高橋広樹、三石琴乃、田村真、佐々木勝彦、三上哲らが担当することが発表された。
本作は、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のラッセル監督が、7年ぶりに手がけた新作映画。
舞台は1930年代。オランダのアムステルダムで出会った看護師のヴァレリー(マーゴット・ロビー)、医師のバート(クリスチャン・ベール)、弁護士のハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の3人は、ある殺人事件の濡れ衣を着せられ容疑者に。何があっても守り合うと誓っていた3人の親友は事件に巻き込まれていく中で、やがて“世界の歴史上、最も衝撃的な陰謀”の中心にいることに気が付いてしまう。
日本語吹替版では、親友3人組のベール演じるバート役に高橋、ロビー演じるヴァレリー役に三石、ワシントン演じるハロルド役に田村が決定。さらに、ロバート・デ・ニーロ演じるギル役に佐々木、ラミ・マレック演じるトム役に三上が名を連ねた。
高橋は「クリスチャン・ベールの役作りの繊細さに酔いしれ、バートというキャラクターの楽観主義でありながら芯の強さを持つ人物像に触れ、吹替収録自体非常に楽しくやらせていただきました。豪華キャストの名演が目白押しの今作をぜひ楽しんで頂ければと思います。“ほぼ実話”という巨大な陰謀とは如何なるものでしょうね」とコメント。
ヴァレリー役の三石は「登場から勇敢で情熱的でピュア! そして美しいヴァレリー! 魂を覗き込んでくる神々しいその瞳に一瞬で心奪われました。戦争により価値観も何もかも混沌とした時代でも、自分の“愛するもの”を求め力強く生きる彼女の言葉に胸を打たれました。大人になると忘れてしまう命の輝き、友情、青春、愛するものが本作には詰まっています」と本作の魅力を語った。
ハロルド役の田村は「“言葉、言葉、言葉”。これがこの映画を観終わった後の最初の感想です。登場人物達がまあよく喋ります。会話の応酬の中から重要な情報を見逃すまいと必死に台本の台詞を追いました。(なので吹き替え版お勧めです!)今作で吹き替えたジョン演じるハロルドは、揺るぎない信念で真実を追い求め、真っ直ぐに未来へと進みます。決して後退はしないのです」と、自身の演じるキャラクターの魅力を明かした。
さらに、これまで『大いなる遺産』や『容疑者』など何度もデ・ニーロの吹き替えを担当してきた佐々木は「私が吹き替えの仕事を始めたのが40代の頃でした。ロバート・デ・ニーロは、これまで何作品か担当させていただきましたが、今作も貫禄たっぷりのお芝居で演じていて楽しい収録でした。私の一歳年長でもあり、当時は『凄い役者が出て来たものだ』と思っていましたし、私自身も生涯役者として頑張りたいと思わせてくれる存在です」と、デ・ニーロに抱く思いを告白した。
資産家トムの吹き替えを担当する三上は、「本作は1930年代の実話をベースとした、重厚でありながらも、ハラハラするエンターテインメント性溢れるクライム・ストーリーです。三人の友情を中心に物語が進み、そこにトムがどう絡んでくるのか……? 役者も声優陣も豪華で、そこに参加させていただきとても光栄に思っています!」と喜びを語った。
そのほかにも、アニャ・テイラー=ジョイ演じるリビー役に豊崎愛生、ゾーイ・サルダナ演じるイルマ役に木村涼香、アンドレア・ライズボロー演じるベアトリス役に加藤美佐、クリス・ロック演じるミルトン役に細川祥央、マイケル・シャノン演じるヘンリー役に谷昌樹、マイク・マイヤーズ演じるポール役に多田野曜平、マティアス・スーナールツ演じるゲトワイラー刑事役に斉藤次郎、アレッサンドロ・ニヴォラ演じるヒルツ刑事役に赤坂柾之、テイラー・スウィフト演じるリズ役に岸本望が決定した。
■公開情報
『アムステルダム』
10月28日(金)全国公開
出演:クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
製作:アーノン・ミルチャン、クリスチャン・ベールほか
撮影監督:エマニュエル・ルベツキ
編集:ジェイ・キャシディ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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