長濱ねる、『舞いあがれ!』出演の喜びを語る 「今日も頑張ろう!と思ってもらえたら」

長濱ねる、『舞いあがれ!』出演を語る

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演している長濱ねるよりコメントが寄せられた。

 長濱が演じるのは、五島列島に住む若者・山中さくら。祥子が作ったジャムを売る店員で、遠距離恋愛している彼と喫茶店を開くのが夢。

 長濱は本作が朝ドラ初出演。しかも地元の五島列島が舞台だったことも、本当に幸せだったと振り返る。

「朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢が叶ったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです。初出演なので緊張していましたが、馴染みのある場所でリラックスして臨むことができて五島に助けてもらったような気がしました」

 演じるさくらについては、「さくらは、いるだけで周りが明るくなるようなポジティブな女の子。恋人が帰ってくるかわからない中待ち続けながら、島を盛り上げていきます。でも意識的にポジティブでいるような気がします。私が実際に五島で暮らしていた頃の記憶だと、島には旦那さんが漁師をしているご家庭が多かったので、漁に出たら半年間は帰ってこない家もあったりして、やっぱり島の女性たちが、自分の足で生きて島を守るというたくましさがあると感じていました」とコメント。

 続けて、「また五島は人の移り変わりが早くて、出会いと別れがとても多いんです。五島からどんどん人が少なくなり島に残る人もどんどん年をとっていく。そんな中でさくらは自分が率先して島を元気に明るくするぞと思っているんじゃないかな。監督が五島は“再生と癒やしの島”とお話しされていて本当にその通りだと感じています。私も上京してからも節目節目で島に帰り、その都度元気をもらいました。さくらは舞ちゃんと親戚というわけでもないですし、同級生でもないんですけど、それでもずっと一緒に楽しく過ごしていて、それが島らしい関係だなと思います。島全体が家族のようで困っていたら手を差しのべるし、自分が困っていたら誰かに助けてもらうということが当たり前の関係。さくらは大雑把な性格ですが舞ちゃんの手をずんずん引っ張って、舞ちゃんの心をこじ開けてどんどん元気にさせていく。さくらも私自身もそんな島のような存在でありたいと思っています」と演じる上で大事にしていることを明かした。

 また共演者の面々と現場の雰囲気については、「才津祥子役の高畑淳子さんの五島ことばが完璧なんです! 私のクランクインの最初のシーンが祥子さんの家で祥子さんがジャムを作っているシーンだったんですが、祥子さんがもう五島の人にしか見えなくて、こういう感じの人、島にいるー!と感激したのを覚えています。浦信吾役の鈴木浩介さんも、もういらっしゃるだけで、場が明るくなって本当に島にいるお父さんみたいな感じです。台本読みの段階からすごくもう楽しくて。哀川翔さんと鈴木浩介さんと私でお話する機会があったんですけど、鈴木さんが哀川さんに『釣り行きました?』と聞いていて『この後行くんだよ、何釣れるかな?』という話をしていたのが印象に残っています」とコメント。

 最後に視聴者に向けて、「このドラマは、東大阪と五島の二つの舞台がありますが、五島編はとにかく明るくエネルギッシュで、視聴者の皆さんも島の中に一緒にいるような、そんな気持ちになってもらえたらうれしいです。私の自慢のふるさと・五島列島の美しい自然の景色や温かい人々を見て、少しでも癒やされて今日も頑張ろう!と思ってもらえたらこんなにうれしいことはありません。ぜひ東大阪編と五島編と両方楽しんでもらえたらいいなと思っています」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK

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