チョン・リョウォン×イ・ギュヒョンの法廷ドラマ 続きが気になる『弁論をはじめます。』

 チョン・リョウォンとイ・ギュヒョン主演の『弁論をはじめます。』がディズニープラスで配信開始された。同じくディズニープラスでは、ナムグン・ミンが主演を務める『わずか1000ウォンの弁護士』が配信され、今クールも法廷ドラマが熱くなりそうだ。

 物語は、大手法律事務所「張山」のエースで勝率92%の成績トップである弁護士ノ・チャッキと、勝訴率3%の国選弁護士のチャ・シベクという相反する2人がある事件を追いかける弁護士コンビの下剋上復讐サスペンス。『梨泰院クラス』の演出を手掛けたカン・ミングン監督と「大韓民国ストーリー公募大展」で優秀賞を受賞した新人作家のキム・ダンがタッグを組む。脚本がよければ新人やベテランなど関係なく次々と採用されるのが韓国エンタメ業界の強みであり、視聴者を飽きさせない理由である。放送後、本国では「面白い! 続きが気になる」とのコメントが多く見受けられ、滑り出しは上々だ。

 ノ・チャッキに扮するチョン・リョウォンは、『魔女の法廷』(2017年)や『検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~』(2019年)に続く3作目の法廷ドラマになるため断ろうとしたが、いつの間にか脚本を読み続けたこと、イ・ギュヒョンやチョン・ジニョンとの共演に断る理由がなかったと語っている(※)。アップデートされた弁護士役は、シリアスな場面からコミカルなシーンまで作品の幅を広げて楽しませてくれるだろう。

 チャ・シベク役にはカメレオン俳優のイ・ギュヒョン。『秘密の森~深い闇の向こうに~』(2017年)で頭の切れる検事から『刑務所のルールブック』(2017年)で財閥2世の元薬剤師で薬物中毒者に変身。クセがありながら魅力あるユ・ハニャン役は人気を呼び、一気に知名度を上げた作品でもある。2022年は、Netflixオリジナル映画『ソウル・バイブス』に続き、11月に公開されるアクションコメディ映画『ステラ SEOUL MISSION』にも出演する。

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