『田舎街ダイアリーズ』ペク・ソンチョルの大胆告白で揺れ動く三角関係 ジョイの歌声も
第4話ではジャヨンの歌声も披露され、恋に堕ちた青年がひとり、熱い視線を送る青年がひとり。サンヒョンは想像以上に攻めの体制だ。ジユルに対して一方的にケンカを売っている。しかもジユルを前にして告白をするという宣戦布告まで。かなり強引な態度ではあるが、ジャヨンの前では素直なサンヒョン。長年の友情が壊れてしまうかもしれないと悩むジャヨンに、どんな結果でも関係性が崩れるのではなく役割が変わるだけだと安心させる。恐らくサンヒョンはジャヨンの気持ちに気づいている。電話を受けるのを躊躇するのも、「ゆっくり考えてもいい」と言うもの、答えがわかっているからだ。田んぼで夜に鳴く虫たちの音は心地よいはずなのに、なぜかしんみり聞こえるのは片思いの切なさからだろうか。
第5話でジャヨンが交通事故に遭ってしまったことで、両親を事故で亡くしたジユルの過去のトラウマが描かれた。村のおじいさんが30年飼っていた牛と最期のお別れする際に「辛くないように今だけ忘れるよ」と言っていたが、ジャヨンのことを覚えていなかったのも、大きな悲しみが一時的に忘れさせていたのかもしれない。そしてジユルが合理主義なのは、臆病な自分を見せないためだったのではないだろうか。ジャヨンといると少しずつ心を開いているジユルは、12歳の夏休みの時と同じ気持ちが蘇る。大切な思い出が繋がった二人の関係はこれから一気に近づくだろう。
■配信情報
『田舎街ダイアリーズ』
Netflixにて配信中
(KakaoTV公式Twitterより)