二宮和也主演『ラーゲリより愛を込めて』、第35回東京国際映画祭オープニング作品に決定
10月24日から11月2日にかけて日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリア地区で開催される第35回東京国際映画祭のオープニング作品が『ラーゲリより愛を込めて』、クロージング作品が『生きる LIVING』に決定した。
オープニング作品に決定した二宮和也主演の『ラーゲリより愛を込めて』は、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を題材にした愛の実話。第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみで重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男(二宮和也)は生きる希望を捨てず、帰国(ダモイ)を信じて周囲の人々を励まし続ける。仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。瀬々敬久が監督を務め、主演の二宮のほか、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕がキャストに名を連ねている。
クロージング作品に決定した『生きる LIVING』は、黒澤明の『生きる』(1952年)をノーベル賞作家のカズオ・イシグロの脚本によって現代に蘇らせたもの。2011年に『Beauty(原題)』でカンヌ国際映画祭のクィアパルムを受賞したオリヴァー・ハーマナスが監督を務め、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのビル・ナイが主演を務めている。
東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの市山尚三からはコメントも到着している。
市山尚三プログラミング・ディレクター コメント
『ラーゲリより愛を込めて』
通常の日本映画のスケール感を越えた作りとそれに見合う深い感動の物語が本当に素晴らしく、ワールドプレミアとしてオープニングを飾って頂けることを非常に嬉しく思います。
『生きる LIVING』
日本が誇る黒澤明の名作がイギリスで格調高くリメイクされ、原作の持つ感動が鮮やかに蘇りました。本作が映画の生まれた地の映画祭の終幕を飾って頂けることを誇りに思います。
■開催概要
「第35回東京国際映画祭」
10月24日(月)~11月2日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアの各映画館やホールなど
主催:公益財団法人ユニジャパン
公式サイト:www.tiff-jp.net
「TIFFCOM2022」
10月25日(火)~27日(木)(※オンライン開催)
公式サイト:www.tiffcom.jp
■公開情報
『ラーゲリより愛を込めて』
12月9日(金)公開
監督:瀬々敬久
出演:二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕ほか
配給:東宝
©2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会
『生きる LIVING』
2023年春公開
監督:オリヴァー・ハーマナス
脚本:カズオ・イシグロ
出演:ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク
配給:東宝
©Number 9 Films Living Limited