窪田正孝「また新しい永野芽郁が見れた」 『マイ・ブロークン・マリコ』本編映像&新写真

窪田正孝、永野芽郁との5年ぶりの共演語る

 9月30日に公開される永野芽郁主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、窪田正孝の本編映像と場面写真が公開された。

 『ふがいない僕は空を見た』『ロマンスドール』のタナダユキが監督を務めた本作は、2019年に『COMIC BRIDGE』で連載され、翌年出版された単行本(全1巻)は即重版が決定した平庫ワカの同名コミックを実写映画化するもの。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友のイカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。トモヨはマリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出る。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭では最優秀脚本賞を受賞した。

映画『マイ・ブロークン・マリコ』窪田正孝出演シーン本編映像

 公開されたのは、親友の遺骨を持って旅に出る永野演じる主人公シイノが道中で出会う青年・マキオ(窪田正孝)の出演シーンと場面写真。本編映像では、マリコの遺骨を抱え、バスで岬に向かったシイノだが、到着して早々にひったくり犯から鞄を奪われてしまう。そこに、釣り道具を持ったマキオが現れる。「大丈夫ですか?」「大丈夫に見えるかよ!」「大丈夫に……見えますね」。シイノの心配をする優しさを持ち、一方でどこか飄々として掴みどころのないキャラクターだ。そんなマキオにシイノも思わずあきれ顔。「大丈夫なわけあるか!」と全力でツッコむ。そうこう話している間に、マリコからもらったたくさんの手紙の束も一緒に奪われてしまったことに気付き、大事な遺骨を置いたままひったくり犯を追いかけ猪突猛進にダッシュする。

 『ふがいない僕は空を見た』『ロマンス』に続き、タナダ監督の作品に出演するのは今回が3度目となる窪田。「僕たちがやりました」(2017年/カンテレ・フジテレビ系)以来、永野とは5年ぶりの共演となる。何かに突き動かされるように、親友の遺骨を持って知らない土地を訪れ危険な目に遭うシイノに対し、真摯に向き合うマキオは、自身も辛い経験をした過去を持つ。公開された場面写真でも優しい視線を投げかけるマキオの姿が確認できる。

 窪田は、演じた役どころについて、「過去を背負っていて、岬を来る人たちを監視している」ようだと分析し、「人と違う時空に住んでいるような感じを出したくて演じていましたね」と語る。また、そんなマキオが作品の中でも特にお気に入りのキャラクターだと語るタナダ監督は「ちゃんと傷つき、それでも生きてきた人だからこそ言える言葉を、マキオとして確かに紡げる人、それが窪田正孝さんでした。そんな彼だからこそ、放つ言葉に真実味と優しさが溢れたんだと思います」と明かしている。また、久しぶりの共演となる永野について窪田は、「大人の女性になっていてびっくりした。シイノ役はプレッシャーだったと思うが、また新しい永野芽郁が見れた」と賞賛。劇中で、主人公シイノをやさしく見守るマキオ同様、あたたかな視点で永野との共演を振り返った。

マイ・ブロークン・マリコ

■公開情報
『マイ・ブロークン・マリコ』
9月30日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
監督:タナダユキ
脚本:向井康介、タナダユキ
原作:平庫ワカ『マイ・ブロークン・マリコ』(BRIDGE COMICS/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
エンディングテーマ:「生きのばし」Theピーズ(P)2003King Record Co.,Ltd.
制作プロダクション:エキスプレス
制作協力:ツインズジャパン
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ
製作:映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
©︎2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/mariko
公式Twitter:@mariko_movie

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