『ビッグマウス』イ・ジョンソクの怪演に惹きつけられる チャンホは本物のビッグマウス?

『ビッグマウス』本物のビッグマウスは誰?

 ディズニープラスで配信中の『ビッグマウス』。初回から毎話配信されるたびにTwitterにてトレンド入りを果たし、登場人物の怪しさにネットでは考察が盛り上がっている。

 イ・ジョンソク演じる三流弁護士パク・チャンホは、天才詐欺師ビッグマウスのフリで刑務所内でのポジションを掴む。第5話、第6話では、チャンホが本物のビッグマウスなのかに焦点がおかれた。画面の中の登場人物たちだけでなく、観ている側もチャンホがビッグマウスなのかと思わせられるイ・ジョンソクの演技の巧妙さ、怪演に惹きつけられる。

 チャンホの化けの皮を剥ごうと、新聞社社長コン・ジフン(ヤン・ギョンウォン)は本物のビッグマウスしか知らないことをチャンホに聞くことに。チャンホと九川市長チェ・ドハ(キム・ジュホン)の繋がりを疑うジフンは、わざと偽の情報をドハを通じてチャンホに流す。騙されたと知ったドハはチャンホのもとに急ぎ駆けつけるが、時すでに遅くチャンホはジフンと対決に臨む。

 チャンホがビッグマウスでなく、裏でドハと繋がっていることがジフンにバレたら一巻の終わり。観ていて非常に緊迫感のあるハラハラしたシーンでチャンホが危機一髪で救われそうかと思えば、すんでのところで邪魔が入る。もうダメだ……と思った瞬間、マジックを見せられたかのような鮮やかな手腕で危機を回避する。この繰り返しが最高で、チャンホと一緒にニヤリと感じたり、スカッと爽快感を感じる。

 ドハは、チャンホが本物のビッグマウスだと信じ、チャンホの妻コ・ミホ(イム・ユナ/少女時代)にそのことを告げる。混乱したミホは、チャンホが信じられなくなる。ここでチャンホとミホの過去の回想場面が混乱するミホの脳内をくるくると走馬灯のように駆け巡る。この回想シーンのチャンホが超キュート。優しい眼差しに、子どものような笑顔、ふたりが愛し合う結婚生活……刑務所内での“ビッグマウスチャンホ”との振り幅がすごい。「あれは全部ウソだったの!?」とミホの心情に共感し、チャンホがわからなくなってしまう。

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