『プリズム』森山未來と重なる自然体の生き方 皐月と陸が世間の“普通”に反抗する

『プリズム』森山未來と重なる自然体の生き方

 一方、皐月は陸と出会ったことで、その魔の手から逃れることができた。

「自分の息の吸える範囲みたいなのが、広がっているような気がするっていうか」

 そう皐月が語る陸は、けっして“普通”を押し付けてきたりはしない。強引なところもあるけど、いつも皐月を息がしやすい場所へと連れ出してくれる。だけど、そんな陸がある出来事をきっかけに手放したはずの“普通”を掴まざるを得ない状況に陥る。社長の西村(竹井亮介)が負債を抱えたまま失踪し、銀行から融資を打ち切られたのだ。

 大学時代、講師を務めていた白石との関係がばれ、父・朔治(矢島健一)に勘当されていた陸。しかし、自分や社員の居場所を守るため、銀行の重役を務める朔治に頭を下げ、融資を願い出る。条件として突きつけられたのは、長男としての体裁を整えるために結婚することだった。

 そんな陸の置かれた状況を知り、「結婚するふりだったらできます」と皐月。世の“普通”に倣ったふりをすること。それは皐月や陸にとって、小さな反抗なのだろう。でも、皐月は父・耕太郎(吉田栄作)もかつて選んだ道であることをまだ知らない。

参照

※ https://www.nhk.jp/g/blog/xcd5brb2ibj/

■放送情報
ドラマ10『プリズム』
NHK総合にて、毎週火曜22:00〜22:45放送<全9回>
出演:杉咲花、藤原季節、森山未來ほか
作:浅野妙子
音楽:谷口尚久
制作統括:小松昌代(NHKエンタープライズ)、岡本幸江(NHK)
写真提供=NHK

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