カリコレ2022シークレット作品は『ワイルド・スタイル』 荏開津広&宇野維正のトークも

「カリコレ2022」シークレット作品発表

 「カリコレ2022」のシークレット作品として『ワイルド・スタイル』が上映されることが発表された。

 現在、新宿のミニシアター“新宿シネマカリテ”で開催中の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2022」 (以下、カリコレ2022」)。9月2日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国ロードショーされる『ワイルド・スタイル』が、8月6日に上映されるシークレット作品に決定した。

 日本では1983年に劇場公開された、ヒップホップカルチャーを語る上で重要な作品『ワイルド・スタイル』は、1982年、監督のチャーリー・エーハンから「この新しいカルチャーHIPHOPを映画にしよう」と提案されたFab5Freddyが仲間に声を掛けて制作された。映画に出演したのは「Lee」のサブウェイアートで有名なグラフィティライター、リー・キノネスをはじめ、当時のシーンの真っ只中にいた本物のライターやDJ、ダンサーたち。

 今回、映画製作から40年という節目の上映に際してコメントを寄せたRHYMESTERの宇多丸は、「記録としての価値は無論、『人間の証明』(1977年)NYロケで初期ヒップホップ文化の一端を目撃していた葛井克亮氏が、数年後カンヌで本作にいち早く注目、世界に先駆けての日本公開に至った……という歴史的経緯もスリリング!」と語っている。

 なお、8月6日18時からの上映後には、ライター・DJの荏開津広と、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正を招き、「40年前『ワイルド・スタイル』が、HIPHOPカルチャーを伝え、その後の世界にどう影響を与えたか?」について熱く語るトークショーも実施される。

■公開情報
「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2022」
開催期間:7月15日(金)~8月11日(木・祝)4週間
開催場所:新宿シネマカリテ(東京都新宿区新宿3丁目37-12 新宿NOWAビルB1F)
入場料金:新作1600円均一(リピート割で1300円)、旧作1100円均一
(c)2014-2022 Musashino Kogyo Co.,Ltd Tm.Musashino Kogyo Co.,Ltd.
公式サイト:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2022
シネマカリテ公式Twitter:@cinema_qualite

■公開情報
『ワイルド・スタイル』
9月2日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
監督・製作・脚本:チャーリー・エーハン
音楽:ファブ・ファイブ・フレディ、クリス・スタイン
撮影:クライブ・デビッドソン ジョン・フォスター
出演:リー・キノネス、ファブ・ファイブ・フレディ、サンドラ“ピンク”ファーバラ、パティ・アスター、グランドマスター・フラッシュ、ビジー・ビー、コールド・クラッシュ・ブラザーズ、ラメルジー、ロックステディクルーほか
1982年/アメリカ/82分/スタンダード/DCP/原題:Wild Style
(c)Pow Wow Productions, Ltd.
公式Twitter:@wildstyle_jp
公式Instagram:@wildstyle _jp

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