ゲス野郎たちのバトルに脳汁噴出! 『炎のデス・ポリス』のスリラー&アクションに大満足
そんな「百戦錬磨の冷酷な殺し屋」を演じたジェラルド・バトラーをはじめ、詐欺師のフランク・グリロ、サイコパスのトビー・ハス、新人警官(であり、本作唯一の“良心”)のアレクシス・ラウダーらのアクションはとても良かったし、警察署内というワンシチュエーションで物語が進んでいくことで緊迫感が常に出ていたのも印象的でした。
映画から少し脱線して、どこかで似たようなシチュエーションを観たことがあるなと考えていたら、それはゲーム『バイオハザード RE:2』でした。警察署の中だけで物語が進み、銃で“怪物”と闘い続ける構造は、本作とそっくりです。でも、怪物よりも“ヤバい人間”を相手にする方がよっぽど恐ろしい。呼吸をするように銃で頭を撃ち抜いていくサイコパスはもちろん、イカれ野郎たちに立ち向かってジョークも言えちゃう新人警官も、肝が据わりすぎていてなんだか怖い。脳ミソを本能と理性の両面から楽しませてくれる、スリラーアクションとして大満足な一作になっています。
「四つ巴のバトルゥ 朝を迎えることができるのはァ 一体誰だアァァ!」
参照
※1. https://screenonline.jp/_ct/17555720
■公開情報
『炎のデス・ポリス』
全国公開中
監督:ジョー・カーナハン
脚本:クルト・マクラウド、ジョー・カーナハン
出演:ジェラルド・バトラー、アレクシス・ラウダー、トビー・ハス、フランク・グリロ
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
原題:COP SHOP/2021年/アメリカ/英語/107分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/日本語字幕:橋本裕充/PG12
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公式サイト:copshop-movie.jp