『ブロークン・ジェネレーション』日本初ロードショー公開決定 日本版キービジュアルも

 ペネロープ・スフィーリス監督作『ブロークン・ジェネレーション』が、新宿シネマカリテにて8月19日により日本初ロードショー公開されることが決定した。

 『ザ・デクライン』『反逆のパンク・ロック』のスフィーリス監督が、実在の連続殺人鬼の記事を目にしたことを動機に不安定な若者の苦い青春像を描き出した本作。

 脚本は、のちにTVシリーズ『X-ファイル』を世に送り出すグレン・モーガンとジェームズ・ウォンのコンビが初めて手がけた。また、プロデューサーを『ザ・モンスター』『エンジェル』のサンディ・ハワードが担当している。

 とある小さな田舎町。高校卒業を迎えた二人の青年たちは、工場で働く退屈な日々を目前に控え、衝動的にハリウッドへ現実逃避の旅に出る。未来への夢や希望はない。心、友情が次第に引き裂かれていくなか2人は犯罪と殺人に手を染め、追い詰められていく。

 主演は、のちに『処刑ライダー』『プラトーン』『ウォール街』に出演するチャーリー・シーンと、『グリース2』のマックスウェル・コールフィールドが務めた。

 なお、監督は近年のインタビューにおいて本作の暴力描写を悔いていることを明かしており、本作の主演を務めるシーンの父で、『地獄の逃避行』の主演俳優でもあるマーティン・シーンは本作の試写で途中退席した。

 劇中にフィーチャーされた音楽は、CODEBLUE、THECRAMPS、GREATWHITE、IGGYPOPなど。日本では未公開、VHSの発売やテレビ放送のみで扱われてきたが、制作から37年を経て、最新のデジタルニューマスターで初公開される。

 あわせて公開されたキービジュアルは日本オリジナルデザインで、手に銃を握ったまま、コールフィールドの肩に腕をまわすシーンの姿が切り取られている。

 本作は7月15日より新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2022」にて7月16日に特別上映されたのち、8月19日より新宿シネマカリテにて公開。9月9日以降、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都にて全国順次公開となる。

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■公開情報
『ブロークン・ジェネレーション』
8月19日(金)より、新宿シネマカリテにて公開
9月9日(金)より、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都ほかにて全国順次公開
監督:ペネロープ・スフィーリス
脚本:グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン
音楽:ジョージ・S・クリントン
撮影:アーサー・アルバート
出演:チャーリー・シーン、マックスウェル・コールフィールド、パティ・ダーバンヴィル、ハンク・ギャレット、クリストファー・マクドナルド、ムーン・ザッパ
提供:キングレコード
配給:ビーズインターナショナル
1985年/アメリカ/91分/PG12
(c)1984 The Killer Venture. All rights reserved.
公式サイト:newworldpicturesmovie.jp

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